ページ

2013年3月19日火曜日

【実録】ホームレスの衣食住〜その住〜


家から下りてきてすぐの場所(しょんべんスポット)からの朝やけ


みなさまこんばんわ、春ですね。
実録「ホームレスの衣食住」シリーズもついに最後となりました。

もっとも重要かつホームレスのホームレスたるゆえん、
 の問題に本日はついに切り込んでいきたいと思います。

ぼくの場合は段ボールやビニールシートで家を建てたりしたものではなく、
あくまで「寝床」として利用しているため、非常に簡易的なものです。

寝れればOK、という気持ちで住んでいますが、
寝る以外に家ですることなんて思い浮かばないという方、多いのではないでしょうか。



寝床はいったいどこなのか


さて、我が家のロケーションはといいますと、橋の下、といいますか、

橋の中といったほうが近い場所にあります。


こんなかんじ



外からみるとこんな感じです。



歩いている高校生のちょうど真下あたりがぼくの寝床。
まさかこんなとこに人が住んでるなんて思いませんね!!


中の様子が知りたい

その中の様子がこんなかんじ

左側に衣類をまとめていて、拾ってきたかなりいいかんじのキャリーバッグにきれいな服を一日毎にパックしたものを並べ、毎日一パック持って家を出ます。
そして着替えるor風呂(2日に1回)などで洗濯物が発生すると手前の洗濯物カゴにストック。頃合いを見てコインランドリーへいきます。

右側は板を敷いていて、ここにキャンプ用のコンロ、水、酒、調味料、ギターetc...を置いています。

こんなかんじです。

丸いフタのケースの中に各種調味料が入っている
PCを開き映画を観賞する事も可能



ただ、下からみるととてもホームレス感溢れる外観です。
下に来ないとわからないけど、見上げるとわかりますね。

このパイプ的なものの上に寝てます
コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンション風の我が家は、
風雨にかなり強く、風も意外と入ってきません。



おわかりいただけたでしょうか?


朝、下を散歩する人の足音や、犬の声、風の音、鳩の鳴き声、雨の音…

そういったもので目を覚ます。人の声で目覚めるときはとても冷やっとする。

そんな寝床です。

おわかりいただけたでしょうか?


寝る以外のことはすべてその他公共の場所でする。

トイレは公園コンビニその他、洗濯はコインランドリー、風呂は温泉or銭湯に、
冷蔵庫はなくてもコンビニで冷やしてくれている。

そんなに悪くないような気がする、家賃ゼロの寝床です。


雪の日も意外と寒くない。コンクリで固められているためか風が来ない


ひとり歩きの火曜日,ツノダヤマト