〜前回までの連載記事はこちら〜
【篠山のひと】自称:安達左衛門尉鷹矢という友人①
一言で言えば、「浪漫」やろね
【篠山のひと】自称:安達左衛門尉鷹矢という友人②
やっぱりそこに存在するストーリーに浪漫を感じます
オススメの城教えてください
(以下、安達鷹矢くんより)
あえてあまり深く話さない様にしますね。
浪漫を感じに行って下さいね。
【初級編】 滋賀県 安土城
戦国一のカリスマ・織田信長の城。
信長といえば型に囚われない自由で本質をついた発想と采配で瞬く間に戦国一の勢力まで上り詰めた奇才中の奇才。
安土城には当時の家臣の居住区も残っているのですが、その並びに注目して下さい。
大事なポストにつける人間を選ぶ時、「常識」に囚われず本質を見抜いた信長の姿が浮かび上がります。
【中級編】 岡山県 備中松山城
全国に残る12の現存天守のうちのひとつ。
そしてその中で最も高い位置に残されている城。
ただただ、「難攻不落の城」の面影に圧倒されます。
天守まで向かう際に山を登ります。
ここは秀吉の軍師黒田官兵衛の策によって水攻めで落とされた城。
その背景を覗きつつ、どれだけ壮大な作戦だったかを感じながら巡るのがgood。
【上級編】 石川県 七尾城
七尾城址(桜馬場石垣) |
七つの尾根をまたぎ(砦も含め)築かれた大規模な山城。
日本五大山城、そして日本五大山岳城にも数えられます。
天高く築かれた七尾城の威容は「天宮」とまで称されたと記録に残る・・・
かの闘神上杉謙信の攻撃に1年以上持ちこたえたと言われる壮大かつ堅牢な城。
謙信の進軍ルートになぞって進むのも良い。
【マニア編】
さて、後はマニアの方向けです。
というより、マニアの方におすすめのお城はありません。
なぜなら、ひとくちに城マニアと言っても、石垣が好きな人もいれば戦争が好きな人もいれば武将が好きな人もいる。
マニアの諸先輩方はそれぞれの興味に合わせてカスタマイズしていきます。
もし何かに浪漫を感じたなら、あなたのアンテナであなたのオススメを探すと最高に浪漫に溢れた城巡りになりそうですね。
今回のインタビューを終えて
あとがき(フジモトユウキ)
「彼は時代遅れの馬鹿者なのか、それとも時代をぶっ飛んで先を行っているナイスガイなのか、そんなことは知らない!」
彼と出会ったのは昨年の11月末だ。
それからお互いの家に一度ずつ通って、それぞれの家でもてなしをした。
ぼくの家では自分で作った炭を使って七輪を囲んだ。
彼の家では何日も前から仕込んでくれたおでんと丸一日かけて作ってくれた
燻製をいただいた。(muffツノダと後輩吉住も一緒に)
彼は来月の4月中旬(予定)からついに日本酒BARをオープンさせる。
あれだけへんぴな土地で、地元の人でない限り車がないと絶対に行けないような
場所で、大企業を辞めて、25歳の若者が、借金までして、その日本酒BARを
開くなんてことは、もう常識からしたら考えられないことだろう。
ここでいう常識というのは、彼以外のひとのものだ。
彼は、 この連載で書いてきたように本当に城が大好きで、今現在移り住んでいる
篠山市福住という土地も、篠山城に浪漫を抱き、自分の理想の生き方と重ね合わせ、
多くの人との出逢いや縁を信じてやって来たのだろう。
掲題にも書いたが、彼は時代遅れの馬鹿者なのか、それとも今の時代の何歩も先を
見据えていて歩いているのか、本当にぼくでもわからない。
ただ、見ていて、一緒に酒を酌み交わしてみて、おもしろいな〜と思える。
そんな彼のお店の紹介を最後にさせていただき、あとがきとさせていただきます。
店名の由来は、その家に昔あった料亭の名前「初音」からとりました。
その話を聞いた時にピンと初まりの音がしたからです。
ローマ字表記のHatsu.neは店主の初まりの場所「Hatsu(篠山市福住)」とお客さんや協力してくださった方々の初まりの音「ne」を繋ぐ、安達鷹矢を「(ドット).」で表現しています。
日本酒BARは「日本酒場」と読んでもよし。
メインの料理は炭火焼き鳥とスモーク・店主はいぶし銀な生き方を貫きたいと思っているので「燻し屋」です。
【基礎情報】
2013年4月中旬オープン予定
営業時間、お休みなどはHPで追ってご連絡いたします。
住所:兵庫県篠山市福住1355
電話番号:080-4024-2072
HP:http://www.facebook.com/japaneseBARhatsune
twitter:https://twitter.com/adaccyan
福住宿場町:http://www.facebook.com/fukusumisyukubamachi
メイン:丹波地域の地酒・福住の地ビール「ZIGZAGブルワリー」
福住の地鶏の炭火焼・燻製、お漬け物各種
ど田舎の水曜日,フジモトユウキ