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2012年6月5日火曜日

【特集】細菌の話:第1話「細菌が見えない」





はじめまして mufufutimes火曜日担当、muffのツノダヤマトです。


どうぞよろしくお願いします。




mufufutimesには曜日ごとに、うすーーーくゆるーーーく形があるのかないのかわからない枠が置かれておりまして、


私の担当する火曜日は「ひとり歩きの火曜日」


ということで、読者を置き去りにしていきたいと思います。


準備はよろしいでしょうか。






細菌が見えない







これから数回にわたり私が最近ハマっている「細菌の話」をしていきたいとおもいます。


ところで、細菌がすごいことご存知でしょうか?


まずなんといっても、見えない!


何千、何億と細菌達が集まったところで私達人間にはまっっっったく見えないんですね。
マンガやアニメで人気の「もやしもん」に出てくる主人公なんかは菌が見えるみたいですが、












見えない方がグッとくる! そうでしょ?




ほんと見えなくてよかった。
実際ほんとにひとつひとつ菌が見えてしまうと、


私の予想では菌が邪魔して前が見えない。まぁ、当然ですね。


前が見えませんからなにするにも困ります。


まず


・歩けない
部屋は除菌しまくることが可能ですが、屋外は不可能ですね。
空気中には、常在細菌とよばれる様々な菌が数多く飛散していますから、
外に出たら最後、自分の部屋のドアを見つけるのにも苦労するでしょう。


・恋が出来ない
人の皮膚にはものすごい数の微生物が住んでいます。
皮膚1平方cmに1000万匹ほどの微生物が生息しているといわれていますから、
恋人の顔が見えません。
そもそも外出できないので出会いがありませんね。


・飯を食えない
食べ物なんかは菌の宝庫ですから食べ物なのか菌なのか区別するのも大変です。
特に発酵食品なんかは箸のやり場に困るでしょう。




日本人の心、納豆も代表的な発酵食品ですが、ただでさえネバって食べにくいのに
菌に覆われて見えないわけですから大変です。


ちなみにナットウ菌は「枯草菌(こそうきん)」の一種で、
この種類の菌は文字通り枯れた草の表面や土中に多く生息しています。


山では地面に落ちた木の葉や草が枯れ、土に返っていくわけですが、
草が分解される過程での主役となるのが枯草菌などといった菌などの微生物なんですね。




…グッときますね


山で生い茂っていたあの緑の葉っぱや生えていた草が、見た目にはまったく形を変え土になる。
それを頑張ってか頑張ってないかは知らないが私達には一生目で見ることさえできない微生物が為している。


…グッときますね


ちなみに細菌などの菌類は微生物に分類されますが、微生物の定義は以下のようになっています。


『微生物:細菌類、酵母類、糸状(カビ)類、藻菌類などに分類される、人の肉眼では構造が判別できないような微小な生物を指す言葉』




人の肉眼では構造が判別できないような微小な生物




そうなんです。


見えない事が前提なんですね。素晴らしい。


最初に発見した人(レーウェンフックさん:オランダ人)の非常識っぷりに感動を覚えます。


見えないものを見ようとする


こんななにか超能力っぽいような精神的なようなJPOPの歌詞のようなそんな言葉を


ガチでやったっていうのが狂ってますよねほんとに、素晴らしい。


ってかなんで「なんかある」とおもったのか「見えない」とおもったのか不思議だわ…










以上、火曜日担当ツノダでした。


次回、細菌の話 第2話「酒をつくりたい」
よろしくお願いいたします。




ひとり歩きの火曜日,ツノダヤマト