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2013年3月18日月曜日

【提案欄】新たな待ち合わせ場所についての提案


必死で待ち合わせていたら
知らぬ間に周りで待ち合わされていた

待ち合わせ場所ほどマンネリ化しているものはない




渋谷でいえばハチ公前
梅田で言えばHEP FIVE前
三宮で言えばパイ山(阪急前広場)
その他改札前、公園、百貨店前etc
と、地域それぞれの代表的な待ち合わせ場所
というものがそれはそれは沢山存在する。
その地域での辿り着きやすく、なおかつ
分かりやすいモニュメント的なものに迎合しがちな待ち合わせ場所というコンテンツ。

はっきり言ってマンネリである。


もうひと工夫してみようよ




待ち合わせ場所に対してもう少し頭をひねれば
もっとデートや友人との遊びの約束も
ワンランク上の楽しさへと昇華されるのでは無かろうかと考える。
待ち合わせはその日の予定のスタート地点であることは間違い無いわけで、
そこでスタートダッシュが出来れば
言うことの無い休日の始まりになるやも知れないのだ。


というわけで、今回はデートというシチュエーションで、いくつか新しい待ち合わせについての考え方を提案してみます。是非とも参考になさってみてはいかがでしょうか。


①色で指定する




「その地域で最も緑な場所で」
「駅から半径200m圏内で黒と言われて思いつくとこ」など
色について連想するクイズ感覚を取り入れてみてはいかがでしょう。

人によって違いが如実に現れ、相手のユーモアやセンスが分かります。
ひとつの会話のテーマが生まれること請け合い。
緑だった場合は
片や公園の植え込み前
片や「緑」という名前の店の前だったりする。
待ち合わせ時間に電話でネタばらし。
「ああ〜、なるほどそこ完全忘れてたわー」などと盛り上がってみても良いでしょう。
そこからまた待ち合わせないといけないので
二度手間も二度手間ですが、やってみる価値はあるでしょう。



②最も高い場所で




例えば東京ならスカイツリー
梅田ならスカイビル
三宮なら近々竣工予定のシティタワー神戸三宮などの
「その地域で最も高い建物の屋上」で待ち合わせてみてはいかがでしょうか。

デートならば待ち合わせ場所に着いた瞬間からデートコースのひとつが完成します。
高いところからの景色を楽しめば良いのです。
これはこの上ないスタートダッシュ。
そして街を見下ろしながら、

「そうそう、あそこらへんに新しくオーガニックカフェがオープンしてたんだよね」
「いいね、行ってみようか。」

などと実物の街を地図に見たてて次に行く場所が決めれたりするワケです。
なかなか合理的な待ち合わせ場所だと思われます。


③ジェットコースターの最前列




遊園地デート限定の待ち合わせ場所ですが
いきなり乗り物に乗って出会うというのはいかがでしょう。
これは初めて会う人とのデートにオススメ。


「ど、、、どうも、こんにちわ……た、たた田中と申します」
「は、はは、初めましぎゃあああああああ」


アドレナリンと心拍数MAXの時に交わされる刺激的すぎる初対面の会話。
もう二人は吊り橋理論で急接近間違い無しですね。


④ゴミ屋敷前




容姿に自信の無い男女にオススメ。
何せゴミ屋敷の前なので、
ちょっとやそっとの顔面偏差値に対しても
ギャップが生まれ補正がかかります。
悪臭はこの際我慢しましょう。
悪臭を回避した後はあなたの勝負フレグランスがより一層香り高くなる筈。


ただし変わり者の家主にめんどくさい絡まれ方をされた場合、
もしくは家主そのものと間違えられた場合において、
筆者は一切責任を負いません。悪しからず。


⑤ラブホテル前




これはかなり上級者向けの待ち合わせ場所と言えます。
男性がこの場所を指定した場合、
相手の女性のほとんどが強烈な嫌悪感を覚えるでしょう。

「なんて場所を指定するのかしら。デリカシーが無いにも程があるわ!」

と。しかしここまでは男性の思うツボです。
当日渋々来た女性に対して、最高のあなたを見せつけてあげましょう。
キッチリと決めた髪型に清潔感溢れるオシャレなファッション
高級外車に花束。紳士的な対応と柔らかな物腰。
もう彼女はあなたに夢中。
そう。待ち合わせ場所で敢えて評価を落としておくことで、
より自分自身を良く見せる一種のテクニックです。
ただし間違ってもそのままチェックインしようとしては
断じてなりません。


⑥無我の境地




ことに全ては無我です。
待ち合わせ場所等というものに執着しても全ては無であり
頼りにならないものに頼ったところで「苦」にしかならないのです。
ここはひとつ、我を無くしてみましょう。
デートというものから派生する全ての煩悩を断ち切った時
本当の意味での「待ち合わせ場所」を悟ることができるかも知れません。


まとめ:待ち合わせ場所なんてどこでもいい


ここまで色々と提案して参りましたが
やはり待ち合わせは分かりやすくてシンプルな場所でするのが1番なのです。
くれぐれも大事な方との待ち合わせ場所で
下手な冒険等なさらないよう、十分お気をつけください。


やはりアフリカ原住民の方達がデートをする場合
待ち合わせ場所は
「バオバブ前」や「ライオンの群れ前」
だったりするのだろうか。


提案の月曜日、カナザワケント

2013年3月14日木曜日

【小説】泡になりたい、君と。〈No.4〉


朝はいつも唐突である。それは夢の終わりを告げ、新たな現実世界へ僕を突き落とす。
得体のしれない生ぬるい感覚が脳内をゆっくりと移動し、喉の方へ下降していく。
狂おしい程の喉の渇きをその生ぬるい感覚が、僕の喉を嘲笑うかのように確実になぞってゆく。


「人間ってのはよ、一番好きな人とは結婚できないものなんだよ。人はな、決まって二番目に好きな人と結婚するんだ。それはお互いにとっても良いことらしい。詳しいことは分からんがな。でもとにかくそれがお互いにとって良いことは確からしいんだよ。そしてたぶんそれは悲しいことでもないんだと思うんだ、俺はな。」


僕はこの話を昔、どこかで聞いた。初老のおやじが酒の匂いを吐き出しながらガラガラ声で僕にいきなりそう言ってきたのだ。覚えていることは、その時の僕の年齢が間違いなく十代であり、聞いた瞬間とても複雑で寂しい気持ちになったことくらいだ。ただ、今の僕はなんとなくこの話を理解できる。ただ単に大人なったからという単純な理由では説明がつかない。体が、心が、脳が、必然的に理解しているのだ。


時間は戻らない。それぞれの時を、それぞれが生きているのだ。それは至極真っ当な事なはずなのに、僕は今の今までそれを上手く受け入れることができずにいた。一度距離をとった二人の時間はどうしようもない程に色褪せていて、さらに鈍い光が邪魔をして一瞬足りとも焦点を合わしてくれなかった。心の奥の、まだ奥の奥から生ぬるい感情がこみ上げてきた。それは行き場が分からず僕の体中を丹念に巡っていき、血液と混ざりながら徐々に濃度を下げていった。でも同時に僕は分かっていた。この感情が決して僕の体の外に出て行くことがないとうことを。

不安定な木曜日,ノムラカズユキ

2013年3月13日水曜日

【篠山のひと】自称:安達左衛門尉鷹矢という友人②やっぱりそこに存在するストーリーに浪漫を感じます


〜前回の記事はこちら〜

【篠山のひと】自称:安達左衛門尉鷹矢という友人①

一言で言えば、「浪漫」やろね




安達鷹矢という男が城が好きな理由



 
フジモト:鷹矢は城が好きって、それは一体なんでなのよ?

安達鷹矢:そうですね、色々な理由がありますよね。
     嫌な事も思い出さなければなりません。
     もちろん嘘ですが。

フジモト:・・・うん??

安達鷹矢:一言で簡潔にいいますと
     そこに「浪漫」があるから。ですね。
     やはり「浪漫」が大事ですね。「浪漫」です。
     むしろ人生において「浪漫」以外はオマケみたいなもんです。

フジモト:さっきも(前回の記事の中でも)「楽天を1年5ヶ月で辞めた理由は?」
     と訊ねたら、なんて答えてくれたっけ?

安達鷹矢:一言で言えば、「浪漫」

フジモト:つまり、鷹矢は非常に「ロマンチスト」なのね?

安達鷹矢:浪漫の語源って知ってる?

【浪漫(ロマン)の語源】-語源由来辞典より一部抜粋
 ロマンはフランス語「roman」から来た外来語。

 中世ヨーロッパでは、文語の古典ラテン語に対し、口語に用いた俗ラテン語を
 「ロマンス語」といい、ロマンス語で書かれた物語を「roman」「romance」といった。

 両語は同源であるが、「男のロマン」や「大正ロマン」といったように、
 「ロマン」は夢や憧れ・冒険的の意味。

 ロマンの漢字「浪漫」は、夏目漱石による当て字。


フジモト:へ〜〜〜

安達鷹矢:つまり、ぼくはromanという物語を描く生き方や
     お城に夢や憧れ、冒険心をくすぐられる。

フジモト:あ〜、めっちゃくすぐられてるよな〜

安達鷹矢:つまり、わかりやすくいうと
     「我が輩は浪漫ちすとである。」




城の魅力



フジモト:ぼくは城に全然深い知識なんてないんやけど、それでもやっぱり城を見ると
     たしかにロマンを感じます。
     昔の人の生活や思想なんかをいろいろ想像してみたり。
     これはやっぱり日本人やから城を見てロマンを感じるんかな?
     城の魅力ってなんなんやろ?

安達鷹矢:お城にはそれぞれのストーリーがあります。
     戦う為の城。守る為の城。
     住む為の城。権威を表す為の城。
     そこにどんな人がいて、どんな物語があって、
     どんな歴史が刻まれたのか。
     どんな想いに溢れていたのか。

     それは、自然の中だったり、昔の町なみだったり
     古い旅館だったり、オフィス街にだって溢れてる。

     それを汲み取って感じる事ができる「浪漫ちっくな場所」。
     まあつまり「語り合う事のできる場所」が
     僕にとってはお城だったんですね。

フジモト:おおおお、今回のインタビュー史上、初めてスパッと決めたね!

安達鷹矢:一気にかっこよくなくなったw

フジモト:ところで、好きな城ってどこなの?

安達鷹矢:まずはこれを見て下さい。





安達鷹矢:僕が篠山に移住をすることに決めたきっかけになった「篠山城」です。

     美しいですね〜浪漫ですね〜
     このへんのもう石垣とかもう。もう。

     意志(石)を感じますよね。そうですね。
     だじゃれですけどね。


フジモト:・・・・・(深い深呼吸をひとつ)

安達鷹矢:僕の知識の範囲でご説明しますと、築城は1609年。
     徳川家康の命によって築城の名手「藤堂高虎」が晩年に築いた浪漫に溢れた城なんですよ。
     何が良いかって話をすると 
     やっぱりそこに存在するストーリーに浪漫を感じますよね。

     この写真は、お城の入り口なんですが、
     すでにここで1500人くらいは死にますよね。
     要するに、門にたどり着くまでに何回も曲がって
     その上石垣が高く積まれてるやろ?
     上から攻撃し放題や。おそろしいー!!
     あかんよ。ほんとにあかん!

フジモト:石垣の積み方でもいろいろあるん?

安達鷹矢:石垣には積み方の種類があります。

■野面積み(のづらづみ)ー兵庫県 篠山城等
自然石をそのまま積み上げる技法。加工せずに積み上げただけなので石の形に統一性がなく、
石同士がかみ合っていない。そのため隙間や出っ張りができ、登られやすいという欠点が
あったが、排水性に優れており頑丈。

■打ち込み接ぎ(うちこみはぎ)ー岡山県・津山城等
表面に出る石や角や面をたたき、平たくし石同士の接合面に隙間を減らして積み上げる方法。

■切り込み接ぎ(きりこみはぎ)ー東京都・江戸城等
方形に整形した石材を密着させ、積み上げる技法。


フジモト:へ〜、石垣にもいろいろな積み方があるんや。
     篠山城はその中でも「野面積み(のづらづみ)」やったんや?

安達鷹矢: 篠山城は、野面積みです。
     なぜ戦国時代の末期の末期に、最も古い技法の野面積みが成されたのか・・・
     藤堂高虎はその時何を考えていたのか・・・

     もちろん、城全体が頑丈に創られるというメリットだけかもしれない。
     それとも、敵兵が城の石垣を登る時、石が外れて落ちたりする野面積みを
     選んだだけかもしれない。

     けど、高虎は徳川勢力の力が増すに連れ、物量で圧倒的な勝利を重ねる戦を
     重ねるたびに。こう思っていたのかもしれない。

     「われわれ武士も、この自然石の様に、多様なかたちで
     多様な想いをもって城を築き、支える事ができるのではないのか。
     行儀良く加工されて、たまるか。」

     鳥肌たったね。今鳥肌たったわ。

フジモト:それは、全部鷹矢の想像?

安達鷹矢:うん、そう!

     それと最初に篠山城と出会った時には思わずこう言ってしまいましたよね。
     「これは攻め落とせんやろ・・!」

     それもそのはず、この城は1614「大阪夏の陣」の前、つまり徳川が一番金を
     持ちまくってる時に守りと供給の拠点として建てられた城なんです。
     そして時は過ぎ、明治の世になって篠山城は取り壊され始めます。

     ええ、私にはね、わかるんですよ。
     その時に明治の維新志士たちが思った事。  
     「あれは攻め落とされへんやろ・・!」







 次回、安達左衛門尉鷹矢厳選!オススメの城!


乞うご期待!

ど田舎の水曜日,フジモトユウキ