RSSリーダーで購読する

Google Readerへ追加

2013年4月1日月曜日

【提案欄】動物園の楽しみ方についての提案~動物以外で~

動物園のパンダは基本すげー汚い。


ただ動物を観るだけで終わっていませんか?




動物園。


小学生の遠足コースから
カップルのデートスポットまで
幅広くカバーする行楽施設



それが動物園。


「動物園の楽しみ方は?」
と人に聞いたとして、誰もがこう答えると思います。


「動物を観ろ」と。


しかしそれだけで本当に良いのでしょうか?
私はこう言いたいのです。


動物園で動物を観るだけで楽しむ時代はすでに終わった。

と。


あえて動物を外した楽しみ方を提案してみる。




今回は動物園であえて動物にふれることなく楽しむ方法を
提案してみようと思います。

動物を観る以外の楽しみ方を確立すれば
動物園がいつもの2倍3倍と楽しくなるのは間違いありません。


「今週末ちょうど動物園でデートなんだよな。」
という方。是非とも参考にしてみてください。


①受付のお姉さんをからかう




受付のお姉さんにはこの際少し泥をかぶってもらいましょう。
例えば
「動物嫌いなんですけど、動物嫌い割引はありますか?」
などと
ありもしない割引制度について問い合わせてみるのはいかがでしょうか。
「いいえ、動物嫌い割引という割引制度はございません。」
ともしも丁寧に返された場合
「じゃああなたも嫌いです。」
こう返すと良いでしょう。
その他にも
「へぇ、ゴリラの檻、こんなところにあるのかぁ。」
「動物よりも狭いところに閉じ込められてる気分はいかがですか?」
「たまにチンパンジーみたいなおじさんとか来ると思いますけど、笑いは
どうやってこらえていますか?」
等が挙げられます。
ちなみにこうした言動をした場合の事後について
私は一切の責任を負いません。あしからず。


②飼育員の人を観る




実は動物園には動物以外にも面白い存在がいます。
それは飼育員のみなさま方です。
飼育員が1日をどう働いて過ごしておられるのか。
密着してみるのも良いかと思われます。
飼育員さんもお客様を無碍にはできないと思われますので
この際色々と質問をぶつけてみると良いでしょう。
ただし
「動物園に給料という餌で飼い慣らされているという自覚はありますか?」
「やっぱり『真の下等動物は人間以外の何物でも無い』みたいな考えってよぎ
るんですか?」
などという質問は飼育員さんの心象を悪くする恐れが
ある為、なるべく避けた方が良いでしょう。


③レストランでの注文方法に趣向を凝らす




ただレストランで食事をするだけでなく
注文方法を変えて店員さんのリアクションを
見てみることでグッと楽しさは増すはずです。
例えば
「豚さんほんとかわいかったね~、ミニブタ、ペットで飼っちゃおうかなぁ?
ウフフ♥あ、すいませーん、豚丼2つ」
や
「やっぱり牛って生で観ると大きいよね、草を食べる仕草もかわいいし、
俺動物の中で牛が一番好きかもなぁ。すいませーん、サーロインステーキ弁当
2つください。今から牛の檻の前で食べます。」
と言った
鬼畜極まりない発言で店員さんの困り顔を楽しむのも良いでしょう。
ポイントは
「なぜか終始ハキハキと大声でしゃべること」と
「オチはドヤ顔ではなく真顔」です。


④あえて閉園時間に行き、受付のお姉さんに意味深な言葉を残してその場を去る




これは①から派生する上級者向けの楽しみ方です。
あえて閉店間際に行ってください。
すると受付のお姉さんは必ず
「申し訳ございません。間もなく閉園時間となる為、入園することはできません。」
こう返してくるはずです。
すかさずものすごい剣幕で
「いや、いいんです・・。あの・・・ハ、ハナコ・・、メスオオサンショウウオのハナコは、今日も元気にしていましたか?!どうなんですか?!ねぇ?ねぇ!!!!?」
と、まるで動物との間に深いエピソードがあるかのようにこうまくし立てましょう。
受付のお姉さんが
(な、なんだこいつは!?)
と唖然呆然とするか
「当園には、ハナコというメスのオオサンショウウオはいません。」
と冷静に返されるか。
そのリアクションを楽しみましょう。
動物の種類、名前にオリジナリティを出しても良いでしょう。


⑤園外から大きな声で「おーーーい!!聞こえてるかーー!仲間達よ!!ついに我々の帰る場所を取り戻したぞーー!!」とひとしきり叫んでみる




この時ターザンの格好、もしくはライオンのかぶりもの等をしていれば
なお良いでしょう。
まるでジャングルの王者が
悪の手先に奪われた平和なジャングルを取り戻し帰還したかのような立ち振舞でひとしきり叫ぶことで
もしかしたら
動物がゾロゾロと園外に飛び出して来る貴重なシーンを臨めるやも知れません。


まとめ:人に迷惑をかけて楽しもうなんて言語道断


動物園は市民のものであり、あなただけのものではありません。
どうしても動物園を動物を観ること以外で楽しもうとすると
人に迷惑をかけてしまう形になることがほとんどとなってしまいます。
4月は行楽シーズン。
どうか読者のみなさんは人に迷惑をかけることなく
おとなしく動物を観て楽しむようお願いいたします。




提案の月曜日、カナザワケント

2013年3月28日木曜日

【小説】泡になりたい、君と。〈No.6〉


その日の授業も、おそらく日常という言葉で形容される内容であった。僕の授業は平坦である。極力、抑揚をつけず、同じテンポで同じ口調で話すように心がけている。それは、刺激を求めている生徒には不評であった。しかし、平穏を求めている生徒には癒しの空間であり、自分のペースで学習ができると、大変好評であった。予備校生であっても平穏は大事である。毎年ある一定数の生徒は必ず平穏を求めており、自分の間合いを理解した上で席に座り、講師のスタンスを観察しながら的確に受講する授業を決めている。僕はそういった一種の類まれなる生徒のみを対象とした授業を展開している。


予備校を出たのは、23時だった。よく考えると、僕は11時に家を出ているので、まる12時間も働いていたんだな、と考えながら職場近くの行きつけのBar に入った。もうここ数年はずっと仕事終わりにお世話になっている。席はカウンターしか無く、決して小洒落てはいない。ただ、駅前の路地の、その地下におもむろに存在しているという立地条件に僕はひどく心を打たれた為、こうして通っている。


そしてマスターのカゲロウさんにビールを頼んだ。ここのビールは本当に旨い。おそらく大方の人間が最初はビールが嫌いなように、僕もそうだった。何を隠そう泡が嫌いだった。注がれたばかりの泡が勢い良くはじけ、麦芽の独特の匂いが鼻を刺激する。それに若い頃はたまらなく嫌悪感を覚えた。ある時は憎しみの感情さえ抱いていた。それがいつからだろう。気がついた時にはその泡に取り憑かれ、病的にそれを求めるようになっていた。時間の流れとはそういうものだ。僕はカゲロウさんが入れてくれた渾身のビールにあえて焦点を合わさず、ビールへ思いを馳せていた。ぼやけながらもビールの泡が今日も勢い良くはじけているのは感覚的に認識できた。一見、クリーミーなその泡に僕は自分自身のふがいない人生を重ねた。

不安定な木曜日, ノムラカズユキ

2013年3月27日水曜日

【取材】muffツノダヤマトの寝床で一日ホームレス体験(前編)朝から夕方

2013年3月22日(金)午前5:55

篠山口駅から乗車した夜行バスは新宿に到着。

意識モウロウとする中、キャリーバックと重いリュックサックともにぼくは大都会に捨てられた。


その朝は非常に寒かった。

アゴをガクガクさせながらキャリーバックを引き、逃げ込むようにマクドナルドへ入った。

ホットティーを飲みながら、かじかむ手でパソコンを開く。

そして頭によぎる。


「ああ・・・そうだ・・・今日の夜は大和の寝床で寝るんだった」



facebookで丹波の知人の方に「東京は桜ですね」と教えてもらった。



ぼくはこの日、満開の桜が咲く千葉の河川敷で一日ホームレス体験をした。





muffツノダヤマトの寝床で一日ホームレス体験(前編)


大和と合流




夕方、muffツノダヤマト(以下、大和)から連絡が入った。


「上野公園の桜が満開だよ。花見して行こうよ。」


確かに満開だった。

「なんで?時期早くない?」と一人つぶやきながら大和を探す。



上野公園は満開の桜の見物人でごった返していた。

ぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞろぞろ

キャリーバックで何人の足を踏んだかはぼくにはわからない。



交番前で大和と無事に合流。

400円の値段も辛口なスーパードライ(350ml缶)を一本ずつ買った。

桜と無数の見物人をぼ〜っと見ていたら、一人のフィリピン人のおばちゃんに記念写真を頼まれ、大和が撮ると、「ジャア、貴方達モ」とぼくらも撮ってくれた。






実に疲れた。

ぼくは花見をちゃんとしたことがない。

でも花見に憧れる気持ちはあるし、しっかりとやってみたい。

おそらくきっと花見自体がくだらないわけではないだろう。



この日、ぼくがしたのは花見ではなかった。

「花見をする見物人見」だった。



いざ、寝床へ



16時。上野駅から大和の寝床のある南流山駅へ向かう。

途中、電車の中から大きなスカイツリーが見えた。

フジモト「お、スカイツリーやん」

大和「あれねえ」

フジモト「センスないなあ」

大和「そだね、あれならうちからも見えるよ」

フジモト「うち?」

大和「ああ、河川敷から」



南流山駅で大和が約2年の東京生活でできた数少ない貴重な友人のひとり、

ヨシダジュン君と合流した。


一日ホームレス体験の晩餐は、河川敷での七輪を囲んだものらしい。

適当にスーパーで買い物をし、ついに「大和の寝床=ぼくの今日の寝床」へ向かう。







夕暮れの河川敷






着いた

ここが玄関らしい。






急斜面を慣れた様子で降りて行く住人






寝床前の川






寝床から七輪を持って出てきた






庭(寝床の横にある芝生)で晩餐が始まる






寝床と住人








次週、muffツノダヤマトの寝床で一日ホームレス体験(後編)

「夕方から翌朝」

乞うご期待!


ど田舎の水曜日,フジモトユウキ