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2012年11月15日木曜日

【お知らせ】本日、休肝日。

いつもお世話になっております。
muffのノムラです。


本日、休肝日。



そうです。本日は表題の通り、私休肝日でございます。




毎日ビールを飲むことは大事なことです。


でも、



あえて自分に負荷をかける。

それもまたビールと上手く向き合うコツ




なのです。




というのも、私、今週末は



日本で一番ビールを美味しく飲める場所



に行ってまいります。



ビールの美味さは人を行動へと導きます。






その瞬間、最高のひとときを求めて…

今日は休肝日…。






ホップ、ステップ、ジャンプっ!




次週予告…




「気付けば僕は、ここにいた。」



お楽しみに。


不安定な木曜日、ノムラカズユキ

2012年11月14日水曜日

【取材:丹波】やまひで猪肉店の話 最終回 イノシシのキャンキャン(通称イノキン)を食べた

前回までの連載記事はこちら

 最終回  イノシシのキャンキャン(通称イノキン)を食べた 

 

 

おっちゃんへの約2時間の取材僕にとっては衝撃的で、そして神秘的な時間だった。


イノシシをさばいている最中だったにも関わらず、貴重なお話をしてくれたおっちゃんに
感謝の言葉を告げ、チャイと帰ろうとしたとき、おっちゃんは僕を呼び止め、何かを握らせた。





丸かった。





大きい玉子のような形だった。よく玉子のサイズでMとかLLとか、各大きさに分けられ販売されているが、僕が持ったものは「6Lぐらいかな」ととっさに思った。 





それらは2つだった。





「まだあったかいやろ?」  と、おっちゃんは楽しそうだ。





確かにほんのりあったかかった。





もう勘のいい皆さんならおわかりでしょう、
おっちゃんが僕の両手の上にそっと置き、優しく握り締めさせた2つのそれは
イノシシのキャンキャンだった。
正確に言えば、僕は右手にiPhoneを持っていたので、2つのキャンキャンのうち
1つはiPhoneの画面の上に置かれ、そのまま握り締めさせられた


「これはなあ、ほんまにすごいんやで。精力がついてなあ、これ食べたら夜寝れへんわ、わっはっはっはっはっは・・・・」




すごいものをもらってしまった。



ボロ家に帰宅後、それは静かに他のチャイの肉と一緒に冷凍庫にしまった。





その週末、大学時代のバカな友人3人が初めて僕のボロ家に遊びにやってきた。
※その3人の中にmuffカナザワケントもい

自慢のテラス席で、丹波の黒枝豆とラーメン屋勤務のシミズが作ったチャーシュー&メンマをつまみつつ、僕が作った炭を使って丹波の地鶏を焼き上げ、瓶ビールを飲んだ。

最高に美味しかった。


右からシミズ、オオカワ、カナザワ、フジモト



夜も深くなり、そろそろと思い、僕は解凍していた2つのキャンキャンをそれぞれ半分に切り、
友人3人の前に持っていった。

さすがは、長年の友人3人、僕の雰囲気を感じ取り、怖い表情で「なに、これ?」と聞いてくる。
   
僕は真剣な表情で、七輪に向かった。
 
2つのキャンキャンをそれぞれ半分に切ることで、ちょうど一人半分ずついただくことになる。
 
お世話になったおっちゃんの顔が脳裏よぎる
 
僕は無心で焼き上げ、こんがりと色付いたそれらを目で合図し、皆に振る舞った。
 


以下は、友人3人の食べた感想だ。




友人①カナザワケントの証言


(五つ星評価)
噛みごたえ★★★★★
見た目★☆☆☆☆
くさみ★★★★★
グロテスクさ★×50


焼く前の見た目は繭のようであり、触れればまるで天使の頬のように柔らかく儚げであるが、一度火を通すとみるみる内に硬化し始め、それはまるで裏返したウインナーと砂ズリの愛息子の様に、異質でショッキングな姿と成り果てる。その昔近藤真彦が名曲ミッドナイトシャッフルでこう歌っていたのを思い出した。「天使のような悪魔の笑顔」と。


ひと噛みすると頭の上に「!?」のマークが浮かぶ。意外や意外。臭くない。しかしぬか喜びは二回目以降の咀嚼で脆くも崩れ去ることとなる。噛めば噛むほどになんとも言えない、旨味ゼロなのに強烈な風味と微かなアンモニアの香りが口中を満たす。なおかつなかなか飲み込めるまでの形状にはいたらない。早く飲み込みたいけど飲めない。それはさながらデモ隊と警官隊の膠着のように、どちらかが踵を返すまで続く禅問答のようだ。噛むほどにゆがむ表情は他人事なら笑っていられるが、改めて自らの事となると重大極まりない。唾液に溶け出すエキスを、喉が通過するのを拒む。辛い。辛すぎる。


やっとの思いで飲み込んだとしてもその後のゲップで記憶が揺り戻す。食後感の悪さも大きな特徴だ。ちなみに私はポン酢をたっぷりつけて口に放り込んだのだが、「こんな物着てられるか!」と野生のターザンが始めて都会に来て正装をした後の顛末のようにためらいも無く脱ぎ捨てられて口中で雄叫びをあげられてしまった。そう、イノキンとは、我々生半可なファストフード文化に慣れすぎた「ゆとり口」に解き放たれた、余りにも粗暴な野生児なのである。


………今思い出しても身震いがしてしまう。
もう、思い出したくもない。
勘弁、して、下、さい……。










友人②オオカワタクミの証言



 でかい、くさい、まちがいない。









友人③シミズサトシの証言 



いやーなんと言うか男の中の男と言うか、キングオブキンマと言うかキンマの中のキンマと言うか、キンマここにありと言わんばかりの圧倒的存在感、重量感、横綱で例えれば雷電そう雷電爲右エ門。
おっいで例えれば篠崎愛。EXILEで例えれば剃り込みの人。AKBで言えば秋元康。といった感じです。

味?あー砂肝ぽいよ






もう何も言うことはない。



僕は今、おっちゃんへの感謝の念と、この秘境・丹波にやってきたことへの幸福感に満ち溢れている。
 


【取材:丹波】やまひで猪肉店の話  完




≪やまひで猪肉店へのお問い合わせはこちら≫

電話番号:0795-75-1773 

住所:兵庫県丹波市春日町栢野1064
 
やまひで猪肉店のご紹介

ご質問はフジモトにいただいても構いません。
本物しか扱わないやまひでさんとこの猪肉の牡丹鍋をこの冬はぜひ。

フジモト連絡先≫
fujimotv@gmail.com
 
 
ど田舎の水曜日,フジモトユウキ 

2012年11月13日火曜日

【コラム欄】ホームレスにアテられて

ホームレスにアテられて


この夏、ぼくは人生初の「夏バテ」を経験した。

といってもそれは精確な表現ではなく、

夏の熱さにヤラられたのではなく、ホームレスという人間の存在に

アテられてのことだった、と自分ではそう思っている。


それは7月の中旬だったかに、友人コヤマに「これ知ってるか」といわれてみた

坂口恭平の動画がはじまりだった。


坂口恭平ってだれだよっていうとこんな人で





「新政府」初代内閣総理大臣というとてつもなく胡散臭い肩書きの人間。


友人コヤマに勧められたのはこの動画で





まぁ長いんだけどみてしまって坂口恭平関連の動画文章をネットで漁りまくって
いたら夜が明けて朝7時。それから3日間ほど動けなくなった。
正月以来かという連休をきっかりそのまま寝て過ごした。

変な動画みて寝込んだ変な人だと思われても嫌なので

ぼくはこれを「夏バテ」としたのだった。



「家なし」の放つ底知れぬ光



ぼくは家が好きで、というか家という空間が大好きで

家の間取りなんかみるのもたまらない。これは同意してくれる人もかなり多いと思う。


ぼくはそれ以上に部屋の模様替えがとにかく好きだ。

「これもしかして、趣味なんじゃないか?」と思うほうど好きだ。たぶん月一ペースでしている。

自分の空間をあぁだこうだ好き勝手いじくれることが楽しいんだと思ってる。


これは「空間を所有」している感覚がないと楽しめない。


自分の空間を所有している感覚

これがもうとんでもなく広いのが「家なし」だ。



先に紹介した動画で坂口恭平が言ってるけど、図書館を本棚といっている

そのセンス、感覚、もう、どうしようもなく、グッとくるんですよね。




それに加えて魅力に拍車をかけるのが、

家を持たない彼らがとにかく家を取り巻くインフラについてよく知っているという事だ。


なんでこの家はこの土地に建っているんだとかいうことにはじまり、

どうやってこのコンセントに電気はきていてガスはどこからどうやって、水道からはどこの水が、

なんてことは知らなくてもぼくらは生きていける。


だけどすべて自らの手で調達している「家なし」の人々はどこからなにがきているのか
詳細を精確にかはどうかわからないけど、どうやら知っているようだ。

知っていないと生きていけない、というか生きていると知ることになるのかもしれない。

まぁそのへんはよくわからないけど、とにかく知ってるみたいなんだ。


家を持っている(と思い込んでいる)ぼくは本当に何も知らない

一日生きるのに必要な電気の量、そもそも電気をどうやって量るのかもわからないし、

家の電気が100ボルトで、車が12ボルトなんてことも知らなかったし、

いまもそれを知ったからといってなにがどうなのかさっぱりわかっていない。

水がどれだけ必要なのかというのも、「ある」か「ない」かしか知らない(供給停止されたことは幾度かある)ぼくには、さっぱり検討もつかない。



そんなこんなの理由でもって、ぼくは「家なし」に光をみてしまった。

ぼくはいまその輪に入るべく、昨日おとといから準備をはじめている。




ひとり歩きの火曜日,ツノダヤマト












2012年11月12日月曜日

【シリーズ】春日野道の「なんかよく分かんない」~①「なんて読むか分かんない」~

 阪急春日野道北側の坂の入り口では
ナマズとドラゴンの看板が
暖かく出迎えてくれる。
ちなみになぜナマズとドラゴンなのかはよく分かんない。



なんかよく分かんないけどいい街、春日野道


私カナザワは、現在神戸の中心街三宮から阪急・阪神電車で大阪方面へ
ひと駅の春日野道というところに住んでいる。


春日野道という街は神戸の中心街三宮や、
他府県からの玄関口新神戸にちょうどよく程近いながら、
閑静な住宅街の趣をしっかりと持っており
非常に住みよい土地であることは間違いない。
「都会に近いが田舎街」
そういったまぁ、言ってしまえば
なんかよく分かんない雰囲気
を醸すこの場所を私自身大変気に入ってるのだが、
気に入ると同時に気になること、スポットも多々点在している。


今回のシリーズ記事はそんな春日野道という街の「小さいながらもどうしても気になること」を紹介し、あわよくば読者のみなさんにご教唆願えれば儲けモンだなぁ、というそういう他人任せ極まりない投げっぱなしなムフフ記事です。


①なんて読むか分かんない






阪急春日野道駅を北側に降りてすぐの横断歩道を渡ると
「和永堂」というおもちゃ屋さんとセブンイレブンの間にある曲がり角に出くわす。




この曲がり角を曲がった通りの入り口すぐ、右手側に今回の「よく分かんないスポット」がある。




それがこの豚肉屋さん。
左から二番目の文字に注目して欲しい。







なんて読むか分かんない。


このお店は自分が引っ越してきてから開いているところを一度も見たことが無い。
現在営業しているかどうかはよく分かんない。


恐らく元々ちゃんとした文字だったが、何かの拍子に看板がズレてしまったのだろうと思われるが、そこもよく分かんない。


パッと見「し」か、「う」じゃないかな?
と思うのだが


「し」だと、しという文字をレタリングした場合、ひとつの字面で看板が完成するので、このようにパーツとパーツが分離するとはおおよそ考えにくい。


「う」だと、「かうわ」っていうよく分かんない名前になる。なんだよ「かうわ」って。「かしわ」なら分かるけど。


他の字の可能性もあるが、どうもしっくり来ない。
ネットでそられしいワードで検索しても全く出てこない。
そうだ、和永堂(さっきのおもちゃ屋さん)の人に聞こうと思ったら
営業してるのに誰も居なかった。




う~ん







なんかよく分かんない。


答えの分かった読者のみなさん、良ければご教唆お願いいたします。


個人的には「豚」と「肉」の間の間隔がおもしろい。
妙に離れすぎな感じがして。


提案の月曜日、カナザワケント