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2012年7月6日金曜日

【来客は金曜日】アメリカで散髪




初めまして。
藤本氏よりオファーをいただき、投稿させて頂く事になりました。


カズ こと 前田和範(マエダカズノリ) と申します。
 

ゲストライターという事で、恐縮ながら光栄に思い引き受けさせて頂きました。
申し遅れましたが藤本氏の大学時代の先輩にあたります。恐縮ながら。



実を言いますと私、今、アメリカはシアトルに滞在しております。
細かい話をすれば長くなるので詳しい経緯は割愛しますが、

ざっくり言うと要は、会社を辞めて大学院生になり、夢の途中でアメリカに来たというところでしょうか。


先日の藤本氏の投稿にもありましたように、「働く」という事を自分なりに吟味した結果、今ここに至っています。
現在は「スポーツマネジメント」という分野を勉強中で、地元をスポーツで盛り上げたいと日々精進しています。
そうして、野球チームにインターンシップ(Lvアップのための経験値稼ぎ)をしにきた、というわけです。



こちらへ来て1ヶ月程度、ホームシックにも日本食が恋しくもなりませんが、
畳の匂いが恋しくなったあたり、私はやっぱり日本人だなぁと感じている今日この頃です。

私の今回の米滞在期間は3ヶ月です。3ヶ月と言えば生活と言ってよいでしょう。
「旅行」では体験できないことをここでは語りたいと思います。




アメリカで散髪


散髪と言えば「生活」の必須イベントですよね。

あろう事か出発前に髪を切り忘れてしまった私、こちらへ来てわずか3週間程で髪を切りたくなってしまいました。


・・・さて、困った。


何が困ったかと言いますと、まず「美容院」などというものはこちらにはありません。
都会に行けばあるかも知れませんが、ここは西海岸の片田舎。

さらに言葉の問題。日常英会話こそ話せるものの、「ここをもう少し短く」とか「もみあげをどうこう」とか
「えりあしをどうこう」とか、詳細に指示をする自信などありましょうか、、いや、ない。

そしてさすがはビッグアメリカ、「ワッツアップ兄弟」的な感じで誰もがワイルド且つファンキーに接してくれますが、
髪型までワイルド且つファンキーになるという事を受け入れられる程、私はまだアメリカナイズされておりません。



・・・悩んだ挙げ句、やはりここは一番身近なホストファミリーに相談。


すると母ダイアンは、


私、いっつも海軍基地で切ってるのよ。マイケル(父)もね。彼が元海軍だから、私と一緒に行けばあなたも中に入れるわ!空母とかも見られるし、今度連れて行ってあげるわ、ね!いい機会ね!しかも8ドルよ8ドル!私も髪のびたし切りたいわ!」




・・・まさかの展開である。



海軍基地?空母??
 ・・・え、めちゃめちゃそそられる。めっちゃ見たい。


でも待って?・・・海軍基地の散髪屋?たしかに安いけど。。




これは嫌な予感しかしない。


マエダカズノリ脳内海軍イメージ



海軍基地のカリスマ


・・・そのわずか2日後。いざ決戦の時。

いざ海軍基地へ入ると、そこは迷彩服に身を纏った猛者達がたくさん。
女性の軍人さんもいっぱい居て、素直に、「おぉ・・アメリカだなぁ。」と感動を覚えました。
空母も実際見ると圧倒される程の感動。





・・・がしかし一方で不安は隠せず。
海軍基地をぶらりと一周し、ついにその時がやって参りました。



※まさか記事にするとは思っていなかったので、散髪屋の写真は撮っていません。
申し訳ありませんが、イメージでお楽しみください。



外観は普通の床屋といったところでしょうか。赤と青のグルグルもついちゃってます。
まぁ海軍基地と言えど、軍人さん達が普通に生活をする場所。お隣はSUBWAY(ファーストフード店)になっています。

店内に入ると、左に待合所、右に鏡と5席程の散髪台というレイアウト。

もちろん待合所には2、3人の軍人さん(角刈りの)・・・ついに来たか・・・。
というか、みんなすでに髪みじかっ。どうやら整える専門みたいですね。




そして何より、散髪台に違和感を覚えずには居られませんでした。


なんと、皆さん鏡を背にして=待合所の方を向いて髪を切っていらっしゃる。



・・・え?鏡の意味は??



まぁこれは最後の仕上げだからだろうなと思いながら、待合所にて待機。

しばらくすると母ダイアン(海軍基地散髪歴10年)に呼ばれ、一人のカリスマ美容師ならぬカリスマ散髪屋を紹介してもらいました。
白人でタトゥーのばっちり入ったイカしたおっちゃんである。



ダイアン(以下、母)「彼の名前はマーク、とっても腕が良いのよ!あなたの理想の髪型にしてもらえるわ!私が保証するわ!」

マーク(以下、マ)「ヘイ、ブラザーよろしくな!なんとでも言ってくれよ!

「お、おうブラザー・・・」



そんなぎこちない会話もよそに、早速散髪のスタート。


・・・皆様お察しでしょうか。そう、鏡には背を向けたまま



「どんな髪型にしたいんだ?」


もうどうにでもなれと半ば投げやりになり、まずは難しいとはわかっていたものの予習しておいた英語でトライ。


「とりあえず横と後ろは刈り上げでいいや、前髪は短めで、もみあげはやりすぎないでね、あとてっぺんは・・・」

「・・・お、おいちょっとまて、これでそれをどうしろと言うんだよ?(バリカン片手に)」

「えっと、だから・・・・(再び説明)」

「え、そんな難しい事を言わないでくれよ・・・」

(・・・まじでか。どこがカリスマや・・。)




・・・ラチがあかないので、もう意を決しました。私。




「じゃあ、オマカセで!」

「よしきたぁ!(若干食い気味)」


そう言って笑顔になったマークは、あろう事か前方からバリカンを入れ始めました



これは終わった・・・しかも鏡は背後。なんで?



・・・結局最後まで一度も、変わって行く自分の姿を見る事なく、しばらくすると散髪は終盤へ向かっている模様。そして、


「・・・できたぜブラザー!!どうだ?」



と言いながら、手鏡を差し出すマーク。




・・・え、それがメインの鏡?それとも後ろ姿が大事ってこと?(多分違う)



とは言いつつも、一番肝心なのは自分の髪型ですよね。手鏡を覗いてみると・・・


(※イメージ図)


・・・・・これぞ見事な角刈り・・・そう、マークは角刈りのカリスマでした。
嫌な予感が見事に的中してしまいました。



レッツゴーオールザウェイ


(これはあかん、恥ずかしすぎる。。)

(いや、でもこれがアメリカではイケてるんか?)

(いやいや、さすがにあかんやろ?)

(坊主の方が絶対まし、でもマークめっちゃ満足げやし・・・)


いろんな想いが頭をよぎりました。



「どうした?これじゃあだめなのか?」

「フフッ」

待合所にいる母ダイアンは謎のウインク。




決断を迫られた私は・・・








「・・・レッツゴー、オールザウェイ!!!」



というわけのわからない英語(坊主にしてくれと言いたかった)を吐き捨て、笑顔とジェスチャーで頭をゴシゴシ。



少し不満そうなマークをよそに、大学生以来のきれいな坊主頭ができあがりました





「アーユーハッピー?(その髪型に満足してる?)」

「オフコース!(もちろんさ!)」

「8ドルだもんね!安いわよねぇー!」





・・・こうして、私たちは海軍基地を後にしました。





これらの経験から学んだ事は二つ・・・
語もっと勉強しよ。」「やはり文化は違う。」



そしてこちらへ来て、「言葉」は時として必要はないけれど、言葉が通じないだけで小さい事すらできなくなる事がわかりました。
しかも、アメリカは実力社会。発言しないとどんどん放って行かれる。言葉が通じません、では通じません。
そういう意味では、レッツゴーオールザウェイとでも言えた自分を少し褒めてあげたいと思いました。


・・・坊主最高。


ええ勉強です。海外生活。





来客は金曜日,マエダカズノリ

【ご連絡】本日からいよいよ「来客は金曜日」始まります!

おはようございます!muffの藤本でございます。

皆さん、お待ちかねの新企画!「来客は金曜日」が本日からスタートします!


もう一度ご説明しますと・・・

「来客は金曜日」
先鋭のゲストライターを各方面からヘッドハンティングし、記事を書いていただき、そのスペシャル記事を金曜日にあげていくという企画。
※先鋭のゲストライターのことを「mufufupeople」とも言う




↓↓↓尚、第一回のスペシャルゲストライターはこの方↓↓↓

mufufutimes:Profileページより

通称「カズさん」なんですね~

カズさんは、大学時代の大先輩でございます。

現在、アメリカはシアトルにてスポーツマネジメントのお勉強をされております。

・・・がしかしそのシアトルにて一つの大事件が勃発いたします。

長期滞在では必ずやらないといけないこと。でもここは外国・・・



カズさん奮闘記をどうぞお楽しみに!!



 ※尚、「来客は金曜日」は先鋭のゲストライターを各方面からヘッドハンティングし、記事を書いていただく性質上、毎週更新はなかなか難しいと踏んでおります。

不定期更新となる可能性が高いですが、どうぞよろしくお願いいたします。


2012年7月5日木曜日

【エッセイ】部屋について

僕はビールを呑むとよく思い出に浸る。
思い出すことは山ほどある。
無くなることは、恐らくない。だから、良い。





ここ最近、星の数ほどある思い出の中で特に思い出すことがある。




「部屋」である。



部屋に思いを馳せることが多い。




最近職場の先輩が転勤し、引越を目の当たりにしたことが、
もしかしたら影響しているのかもしれない。







部屋について







いつからか僕は自分の部屋を手に入れ、
自分だけの空間を構築し、
永遠を手に入れることなく手放し、
また手に入れてきた。





決して僕はインドアな方ではないと思う。
それでも、引越の時は涙が出るほど悲しくて辛い



今日も缶ビールを3本空けた頃、過去の部屋に思いを馳せていた。
大学時代にお世話になった部屋である。
正に苦楽を共にした部屋である。



幸か不幸か、その部屋を出るときの日記を見つけることができた。
4本目のビールを冷蔵庫から取り出し、文章に目を走らせた。




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2010年5月30日



一つの物語が終焉を迎えようとしている。



僕は大学に入学してから3年と少しを過ごしたこの部屋を出る。
引越してきた時は家の軽自動車一台で荷物を持ってくることができた。でも帰る今度はトラックを借りないと一回で運べない程にまで荷物が増えていた。知らぬ間に所有物というものは増えるものなのだ。



関西スーパーからかっさらってきたダンボールに所有物を無理やり押し込みながら僕はここで過ごした3年と少しを思い出した。順番に一つづつ、それはそれは丁寧にとり行う。なぜならむさ苦しい程までに僕にとってどれも愛着があり、異常なまでの執着がある価値ある経験だったからだ。



悲しいことが一つある。思い出ではない。立ち会いの後、二度とこの部屋に入れなくなることだ。僕が出て行くと鍵の形を変えられ、壁紙を根こそぎ剥がされるに違いない。僕だけの思い出の部屋、この空間は時の流れから逸脱し、意に反して強引に抹殺されるのだ。もうこのアパートの202号室は僕のものではなくなるのだ。そしてやがていつかは見知らぬ誰かの手によってこの空間は全く新たなそれとして築き上げられるのだろう。僕が3年と少しをかけて無意識にそうしたように。



僕は思わず外に出た。ただ新鮮なリアルである空気を肺に送り込みたかったのだ。
意外にも出迎えたのは冷気であった。
どうやら外は5月の終わりにしては3月の匂いが混じりすぎているようだ。
そしてこれも一つの思い出になるのか、と思った。



僕はそれ以上何も考えず、部屋に戻ってダンボールに荷物を詰め込む作業に意識を集中させた。



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恐らく、いや間違いなく、僕が住んでいたあの部屋には今、別の誰かが住んでいる。
賃貸アパートなのだから当たり前のことである。
出ていく人がいて、入居者がいて、その繰り返しである。


繰り返し…


宿命である。



でもたまに、あの部屋へ無性に帰りたくなる時がある。
あの時間、あの瞬間の、あの部屋に。






ご存知のように僕は今、福井という所に住んでいる。
なんてことのない日常を謳歌している。
毎日のようにアホほどビールを飲む日々。



でも、どんな日々でも必ず貴重な瞬間はある。



あなたは今、どの部屋に帰りたいですか?


muffのノムラでした。




不安定な木曜日,ノムラカズユキ

2012年7月4日水曜日

【企画】家から半径100m以内で一番ビールが美味いと思われる場所でビールを飲んでみた

フジモト家から半径100m以内の航空写真



今日もありがとうございます、muffの藤本です。
mufufutimesど田舎の水曜日、5回目参りました。



今日は企画ものでございます。

企画ものとは、 
muffの4人が一つの企画をそれぞれが全力で取り組み、それを記事内で報告するという荒行 でございます。




今回の企画は題して、

「家から半径100m以内で一番ビールが美味いと思われる場所でビールを飲んでみた」

でございます。


さて、秘境の地に住むわたくし、藤本は一体どこを選択したのでしょうか。
ゆっくりとご覧ください。



【企画】家から半径100m以内で一番ビールが美味いと思われる場所でビールを飲んでみた


2011年6月28日(木)19:10

梅雨の合間、雲は多いが、晴れていた。
西の山間に太陽がゆっくりと沈もうとしていた。


前日27日(水)の夕暮れ、ヨシズミ(※)から突然電話が入った。

※ヨシズミは、大学時代所属していたフォークソング部の後輩。
フジモト・カナザワの2つ下、ツノダの1つ下の後輩である。
今年度から実家の丹波に帰り、地元の金融機関に勤める。
尚、ヨシズミの実家はフジモトのボロ家から目と鼻の先の距離にある。

フジモト:「なんや?」

ヨシズミ:「えっ?電話出るの早すぎでしょ!プルルルル言わなかったっすよ?」

フジモト:「おれをなめるなよ。で、なんや?」

ヨシズミ:「今週で新人研修の期間が終わるんで、夕方から遊びましょうよ」

フジモト:「研修期間は仕事が早く終わるってことか。ほな明日来いや」

ヨシズミ:「なにするんですか?またテラスでとり肉焼き上げるんですか?」

フジモト:「お前にちょっと手伝ってほしいことがある。



次の日、ヨシズミはほぼ予定通り、19時を少し過ぎた頃、サビサビのママチャリで現れた。
フジモトはボロ家の横に立つ、さらにボロボロの納屋の2階からヨシズミを呼び寄せた。

ヨシズミ:「これ、どっから入るんですか?ボロボロじゃないっすか」

フジモト:「ええからはよ来い。時間がない。」

ヨシズミは今にも潰れそうな木製の急勾配な階段をのそのそと上がり、2階の床が落ちないか一歩一歩ゆっくり確かめながらフジモトに近づいた。

フジモト:「これ持ってはよ降りてボロ家の2階に上がれ。」

ヨシズミ:「・・・これって、座るとこめちゃくちゃ汚いじゃないっすか!



フジモトはヨシズミの言葉をほとんど無視し、ホコリと蜘蛛の巣、カビに覆われた木製の椅子を一脚渡し、自分も一脚持ってボロ家の2階に走って向かった。

二人は大量の布団が高く積み上げられた2階の4畳ほどの部屋の窓から、持ってきた椅子を屋根の上に放り投げ、自分たちも屋根によじ登り、椅子を向かい合わせにして置いた。

フジモト:「ほい、ビールつげ」

ヨシズミ:「あっ、はい。」

フジモト:「それじゃあカンパイ」

二人 :(グラスに注がれた少し泡の多いビールを一気に飲み干す)

ヨシズミ:「くはーっ、ここ最高っすね!」

フジモト:「そやろ。夕日がええ感じやな。」

ヨシズミ:「こんな屋根の上で、夕暮れにビール飲むなんて最高っすよ!」

フジモト:「おまえ、それにしてもええ顔して飲むなー」
 


ヨシズミ:「ふじもんさんこそ!」





まとめ:フジモト家から半径100m以内で一番ビールが美味いと思われる場所は、



「ボロ家トタン屋根の上」である。








それでは、また来週お会いしましょう。


ど田舎の水曜日,フジモトユウキ






2012年7月3日火曜日

【特集】細菌の話 最終話「菌ってなんなんだよ」

菌ってなんなんだよ


菌ってなんなんですか?


少し丁寧に言ってみましたが、菌ってなんなんでしょうか。



ちょっと菌について整理してみることにします。

菌をざっくり分けてみると(学術的な詳しい話はわからないですが)


菌類(キノコ、カビ、酵母など)と細菌類の二つに分けられます。


この二つは微生物としてまとめられます。

微生物とは人間の肉眼で確認できないくらい小さな生物のことですね。



図にしてみると



こんなかんじですね。




で、だからなんなの?って話ですよね。


そうなんですよね、

そんなこと言われたってなんなのかさっぱりわからないんです




生きたものが食べたいんだ


焼き鳥屋に行くと、串刺しにされ炭火で焼かれた鳥の肉片がでてきます。

注文したから出てくるし、なんとまぁ美味しいから食べちゃう(そもそもそれを食べにいってる)わけですが、

まぁこれは死んでますよね




ただ人間には、


どうにか新鮮に、生きた状態に出来るだけ近い形で食べたい


という欲求が知らず知らずのうちにあると思うんですね。



なぜならそのほうが美味しいとなんとなく知っているから。

生レバーとかね。



「○○の丸焼き!」やら「朝採り野菜 産地直送!」やらという言葉が宣伝文句になるのもそういうことと思うんです。


その最たる例は、踊り食いなどといって嬉しそうにシラウオやエビなどを生きたままいただくというアレですよね。


もはや新鮮飢餓状態ですよね


もうとにかく新鮮な状態で食べたくて食べたくて発狂しそうになったんだと思うんですよ

「新鮮なもの新鮮なものもっと新鮮なもの食べたい新鮮なもの食べたい新鮮……生きたまま食べれないの?食べたい食べたい食べれない?ハァハァハァ食べたいァァァア!!!!!」

つってね。そのまま食べちゃったんですよ。

それかとにかく調理するのがめんどくさかったかのどちらかです。






そこで菌です。



生きたまま体に取り込め、生きたまま体内に存在する



それが、です。



ヒトは自らの細胞のおよそ10倍、つまり、ヒトは約10兆の細胞でできていますから、
だいたい100兆の菌を保有していると言われています。



焼き鳥なんかは100本も食べれませんしテイクアウトするのも大変ですが、

菌なんていうやつを何も知らないうちにヒトは100兆も保有しているわけです。


学術的な話はよくわかりませんが、それを欲しない訳がないはずなんですね。



菌の宝庫である発酵食品、日本で代表されるのは「味噌」が挙げられますが、

これは縄文時代からあるらしいんですよね。どんぐり味噌。


縄文時代からヒトは菌が欲しくて必死なんですね


先進国のヒトは保有する細菌が減少していて病気になりやすくなっている、ということをきいたことがあります。

菌がいないと大変ですねまじで。






菌ってなんなのか

よくわからないけど、ないとヒトは死ぬ(たぶん)

いまのところ、これが私の答えです。





4回にわたり長々と「細菌の話」を私の偏見を多分に踏まえた記事をお送りしてきましたが、

今回が最終話となります。

ご愛読ありがとうございました。
 

1〜3話もよろしくどうぞ。
第1話「細菌が見えない」
第2話「酒をつくたい」
第3話「腐っても発酵」

 
生きたまま腸に届く ビフィズス菌

ひとり歩きの火曜日,ツノダヤマト


2012年7月2日月曜日

【コラム欄】長い名前はウザい

名前が長いというか、看板のデザインがくどいパターン。


長い名前って、誰もが検索したことあるでしょ。


つまりは、トップの画像みたいなやつ。
長い名前にはロマンがあると、そういうことです。




そしてそれが、ただ単に人の口からデタラメに放たれたものとかではなく、
正式なものであると、余計ポイントが高いように思えます。





お前、それ反則だよ、ズルいよ。






っていうくらい長い名前が、正式なものであると、ぐうの音も出ない。




例えば、過去日本に戸籍上実在した名前でおそらく一番長いものと言われているのは




野田 江川富士一二三四五左衛門助太郎(のだ えがわふじひふみしござえもんすけたろう





らしい。




今巷で話題のキラキラネームも真っ青。
クラスにいても結局すけちゃんとかでしか呼ばれない。






しかし、大きなロマンを感じさせるのは事実です。
由来とか画数とかいうチマチマしたゲン担ぎを超越した凄みを感じさせます。




しかし、同時にウザい。


ロマンを感じさせるという大きな長所と同時に、大きな短所を、
長い名前は持つと思われます。




それはウザさ





例えば世界一長い実用的な英単語と言われるもの。
じっと5秒くらい眺めてみていただきたい。



Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis」(珪性肺塵症)=「火山灰の微細なケイ酸塩の粉塵を吸い込むことによって引き起こされる肺の病気」







うーん、
ウザくないですか?
ね、ウザいでしょ?




あと、有名なところだと、タイの首都、バンコクの正式名称。




「クルンテープマハーナコーンアモーンラッタナコーシンマヒンタラーユッタヤーマハーディロッカポップノッパラットラーチャターニーブリーロムウドムラーチャニウェートマハーサターンアモーラピマーンアワターンサティットサッカタティヤウィッサヌカムプラシット」 




なんか、こう
首の裏筋あたりがかゆくなってきませんか?
耳の下がつっぱるような感じがしませんか?



あとは、日本で一番長いとされる地名。




「愛知県海部郡飛島村大字飛島新田字竹之郷ヨタレ南ノ割」 
(あいちけんあまぐんとびしまむらおおあざとびしましんでんあざたけのごうよたれみなみのわり) 



ほらもう、
何県だったか忘れたでしょ?そこのあなた。






長い名前ばかり見たせいで
少し疲れたので、スタバでコーヒーでも頼みましょうか。



「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」





とれる疲れもさすがに取れません。 
気分転換にゲームでもしてみましょうか。




「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」 






とまぁ、冗談はこのくらいにして
極めつけは、ギネスで認められている、現在生存している人で一番長い名前の男性。



「Barnaby Marmaduke Aloysius Benjy Cobweb Dartagnan Egbert Felix Gaspar Humbert Ignatius Jayden Kaspar Leroy Maximilian Neddy Obiajulu Pepin Quilliam Rosencrantz Sexton Teddy Upwood Vivatma Wayland Xylon Yardley Zachary Usansky」(バーナビー マルマデューク アロイシウス ベンジー コブウェブ ダルタグナン エグベルト フェリックス ガスパー ハンバート イグナティウス ジェイデン カスパール レロイ マックスミラン ネッディ オビアジュール ペピン クゥイリアム ローゼンクランツ セクストンレッディー アップウッド ヴェイヴェトマ ウェイランド ザイロン ヤードリー ザークリー ウザンスキー)






の、顔。












ちなみにギネスに乗ったのは改名した後の名前で
改名前の名前は「ニコラス・ウザンスキー」だったそうです。





まとめ:世界一長い名前の人はドヤ顔も思いの外ウザかった。


とにかく、記事が長ったらしくウザいので、現ギネス保持者の素敵なドヤ顔でさわやかにお別れです。ちなみに彼、友人からは「ニック」と呼ばれているそうです。せっかく改名したのにね。


ちなみに、前ギネス記録保持者、ジョージ君のドヤ顔。これもなかなか。





提案の月曜日、カナザワケント