本日からはまた連載記事として、食の宝庫・丹波からのグッとくる情報をお送りしたいと思います。
しかも今回の連載記事は、フジモト独自による取材記事となっております。
これを読めば、冬の魅惑の丹波に遊びに来たくなるのではないでしょうか。
どうぞお付き合いくださいませ。
第一話:やまひで猪肉店に行ってきた
ぼくの住むボロ家から軽トラを5分ほど走らせたところにイノシシの肉をはじめ、シカの肉や自前の養蜂場でこしらえた蜂蜜などを扱う「やまひで猪肉店」がある。
ぼくは先日、仕事が終わるとすぐに軽トラに愛犬チャイを乗せ、やまひでさんのところに向かった。
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ぼくの家から茶畑に向かう途中にやまひで猪肉店はある |
「シシ(イノシシのこと)が獲れたからまた犬のアレ置いてるから取りにおいで」
その日のお昼に、やまひでさんの奥さんから電話があった。
ここでいう、「犬のアレ」 とは、イノシシの肉の内臓やスジの部分で、とても新鮮で栄養はあるが、売り物にはならないところを犬のエサ用にわざわざ取り置きしてくれている箇所のことだ。
イノシシの猟の時期は決まっている。
普通猟期は11月15日から翌年の2月15日までの3ヶ月間なのだが、害獣駆除の名目でイノシシやシカに関してはほぼ1年中猟ができるようだ。
昨年の冬に、ぼくとチャイは丹波に移住してきたが、まだ子犬だったチャイにその頃からイノシシやシカの肉をわけていただき、あげていた。
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店主の山内さん(通称:おっちゃん) |
店に着くと、心優しい奥さんが出迎えてくれた。
裏に回るよう伝えられ、いつものように大きな冷凍庫とイノシシの肉などを解体するスペースのある場所に向かった。
すると、びっくりする光景がぼくの目に飛び込んできたではないか!
ちょうどこの日の11時ごろに獲ってきたイノシシが解体されていたのだ!
まじですか・・・・・・・(グッときてしまった)
ここからぼくのおっちゃんへの約2時間の取材が始まった。
つづく
ど田舎の水曜日,フジモトユウキ