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2013年4月26日金曜日

【来客は金曜日】デアゴスティーニの週間◯◯「えっ!?こんなの買う人いるの?てかすごい冊数でてるな!」ランキング





週間◯◯について


つい先日久しぶりに本屋に行った際に懐かしいものを見つけたのでご紹介
まずは下の画像を見ていただきたい




皆さんも一度は見たことがあるだろう


デアゴスティーニジャパンが出している「週間○○シリーズ」である


どうやら今回は日本の城がテーマになっているみたいですが、
正直全く興味の無い私にとっては


こんなの一体誰が買うんだよ(笑)


と思っていました


そう、会計待ちのレジで私の前にこの雑誌を持ったおっさんが
二人並んでいる姿を見るまでは・・・
筆者も小学校時代に一度だけデアゴスティーニの商品を定期購読していた記憶があります
その時筆者が購読していたのがこれ








ちょうどデアゴスティーニのCMとかバンバンやり出した頃に流行った雑誌です

創刊号は小学生にも優しい100円で、なんと創刊号には立体めがねも付いています
しかも毎号付いてくる恐竜のパーツを組み合わせると夜に光る蛍光塗料のティラノサウルスが完成するとのこと。


時代も恐竜ブームということもあいまって、
筆者意外にも当時多くの小学生がこれに飛びついたのではないでしょうか。




しかし、ここで問題がいくつか出てきます
問題発生時期は創刊号を買った週の次の週です


当時筆者の家の近くに本屋がほとんど無く、あっても小さな本屋なのでバックナンバーとかは皆無という状況でした


問題① 創刊号を買い逃したら立体めがねが無いから立体コーナーが楽しめない
問題② 創刊号を買い逃したら模型のパーツが無い、しかも恐竜の頭のパーツが無い
問題③ 小学生が毎週500円ひねり出すのが至難の業


以上の問題から筆者の周りでも早くも脱落者が続出です


筆者は何とか親に無理を言って毎週500円を持って本屋へ行っていました


定期購読の甲斐があって何とか1匹目のティラノサウルスは完成しましたが
2匹目のトリケラトプスの時に悲劇は起きました



そう、



買い逃してしまったのです


今思えば手に入れる方法はいくらでもありますが、当時の私には近所の本屋が全てでした


1週飛ばしての購読も考えましたが、もし週飛ばしで購読して模型が完成しても


それは前足の無いトリケラトプスなのです


(写真はイメージです)




一目瞭然かと思いますがとんでもなくダサいです


当時あまりのショックで愕然としました。






雑誌の内容ではなくもう義務感と模型欲しさに購読していましたが
ここに来て脱落してしまったのです

義務感に関しては、ここまで買ったのだから模型を完成させたい、これまでの苦労?を無駄にしたくないという気持ちだったのですがそこでふと気づきました


いや、魔法が解けたといったほうが
良いのかもしれません




創刊号だけが異常に安い理由


デアゴスティーニが創刊号を値引きしてまでも売りたかったのは
全号そろえなければというこの「義務感」ではないでしょうか



そうして筆者の家には10数冊の雑誌と
中途半端なトリケラトプスのようなものとティラノサウルスの模型だけが残りました

(余談ですがその後すぐに家の中で兄とバスケの練習中にボールが当たってしまいティラノサウルスは他界しました)

(写真はイメージです)



現在も多種多様な週刊○○が販売されていますが、冒頭の筆者のように自分にとって興味があるものは数少ないでしょう。普段余りスポットのあたらないニッチな趣味を持っている人には、デアゴスティーニの創刊号の魔力は計り知れないはずです。


また、ある程度の冊数を超えると書店取り寄せかネット販売のみになる点
最近では一括で定期購読できる点などまさによく出来ています。

しかしこれだけ多くの雑誌を刊行しても
最後まで購読する人間は少数であると考えられます

ではなぜそれでやっていけるのか?


答えはすぐに出ました















全巻そろえると大体結構な金額になるのです。



ということでランキングを作成してみました。


「えっ!?こんなの買う人いるの?てかすごい冊数でてるな!」ランキング


ちなみにすごい冊数でてるけどなんとなく納得できるシリーズ(スタートレックとか鉄道系)すごい興味ないけど冊数もあんまり多くないシリーズ(ミレニアムDVDコレクションとか)は除外しています


つまり筆者的に冊数と内容のどちらもにインパクトを感じたシリーズのランキングです
※あくまで筆者の独断と偏見です


では早速発表します

第3位 「週刊安土城を作る」 


全110号予定 創刊号は590円、通常価格は1490円
全部集めると総額は590×1+1490×109=\163,000


3位にした理由
  • 冒頭の日本の城と内容被っているであろう点
  • 全号揃えたら軽く15万円超えるところ
  • 安土城だけで110冊雑誌出るのは素直にすごいと思った


以上の理由から総合点で堂々の3位に決定!






第2位 週刊 赤毛のアン


全100号予定 創刊号は790円、通常価格は1,490円、特製バインダーは1,290円
全部集めると総額は790×1+1490×99+1290×50=\154,750


2位にした理由
  • いや、なんつーかもうタイトルと総額に完全にやられました
  • アンの時代で15万あったら普通に1/1スケールの家が建つよ
  • りかちゃんハウスみたいな付録にこの総額・・・


以上の理由で2位に決定。






そして堂々の1位はこれ


第1位 週刊地球の鉱物コレクション


全120号 創刊号は390円、通常価格は990円
全部集めると総額は390×1+990×119=\118,200


1位にした理由
  • この内容で毎週発刊したスタッフの努力
  • 意外と凄そうで凄くない・・・ひょっとしたら凄いのかも知れない付録
  • 相当ニッチなジャンルにもかかわらず会社として雑誌を世に刊行しようとした勇気(しかも全120号)

以上の総合評価により1位に決定!

※今回のランキングはあくまでも私見です


まとめ


調べていくうちにデアゴスティーニ社は
さまざまな週刊○○を刊行していることがわかりました

また、どの雑誌も大体50号以上週刊で刊行していることは本当にすごいと思います

あまり広くは無い分野の趣味の人はもちろん、幅広いニーズに答えているといっても過言ではないデアゴスティーニの次回作が期待せずにはいられません

また想像の斜め上を行く雑誌を刊行してくれることでしょう










ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございました。
もしお時間があれば一度デアゴスティーニのホームページを一読してみては
いかがでしょう

デアゴスティーニ・ジャパン


もしかするとあなたにとって興味深い週刊○○が見つかるかも知れませんよ







ま、買わね~けどな




来客は金曜日 マツモトコウヘイ


2013年4月25日木曜日

【小説】泡になりたい、君と。〈No.9〉

僕がバンタロウに全てを話した後、彼はいつの間にか飲み干していたグラスをマスターに返却し、三杯目のビールを注文した。そして僕の背中をポンと叩き、何か言葉を発するかと思いきや目を瞑って俯いた。約5秒が経ち、何か自分の中で考えを咀嚼し終わったのか、バンタロウは僕の目を見て言葉を発した。

「奈海ちゃんのこと、まだ好きなのか?」
バンタロウは至極真面目な顔で僕に問いかけた。僕はビールに口をつけそうになるのを体中の全神経を総動員して制御し、率直な想いを口にした。
「分からない。」

いつもは緩やかなこの空間がほんの少し張り詰めていた。カゲロウさんはさすがプロである。ため池の主がどこでアメンボが水面を歩いてもその場所を正確に把握できるように、カゲロウさんも自分のお店の空気の流れには敏感で、ここしかないというタイミングでバンタロウに三杯目のビールを手渡した。

不安定な木曜日, ノムラカズユキ

2013年4月24日水曜日

【地方欄】最近のフジモトの仕事(近況報告)

フジモトの働くお茶と炭の製造から販売までを行う徳寿園では今の時期が非常に忙しい。

というのも、基本的に春から秋にかけては無農薬・無化学肥料にてお茶をつくる。

茶園をぐっすりと休ませてあげる冬場は、今では作り手がわずかしかいない伝統ある茶道用の道具炭(菊炭)をつくっている。

今の時期はちょうど炭の仕事とお茶の仕事が重なる時期だ。

炭の仕事として、毎日山にスパイク付きの足袋を履き、チェーンソーをかついで山に入り、菊炭の原木となるクヌギを切り揃えに行くか、その原木を炭窯に一本ずつ並べるか、はたまた焼き上がった炭をまた炭窯から一本一本取り出すか・・・とにかく炭の仕事は本当に忙しい。(しかもかなりの肉体労働)




一方、茶の仕事はというと、丹波の新茶の時期(だいたい5月中旬から6月上旬にかけて)がどんどん近づいてきているため、茶園の整備として草刈り有機肥料の散布などを行っている。

また今年は先代(2代目)が3年前から栽培していた茶の木の苗と山に自生していた茶の木を自園に植え替えるなどの仕事を行っており、これまたかなりな肉体労働のため休憩時の茶や晩ごはんが最高に美味しいと感じる日々が続いている。

いつも疲弊し、「そろそろ休憩したいなぁ」と思いだした頃(だいたい15時ごろ)おばあちゃんが茶とお菓子、みかんなどを手に登場する。

わたくしフジモトはいつも思う。

「おばあ、最高なタイミングっす」


茶をすすりながら五月晴れの空を見上げ、こうも思う。

「ええ仕事やなぁ」

山奥の茶園に向かう途中の風景(2013年4月22日撮影)



ここは山々に囲まれ、キジがキャーキャー鳴き、車も滅多に通らない、通り過ぎるのは郵便配達の原付バイクかタヌキぐらいだ。

そんなところで汗を流し、僕にしかつくれない菊炭や、無農薬・無化学肥料で美味しいお茶をつくる。

そのための修行

この仕事でしっかりと食っていくためにも炭やお茶の良さを知ってもらうために自分たちで営業に出る。

今日もmuffツノダヤマトと一緒に4/26にグランドオープンする大阪北ヤードのグランドフロント大阪の内覧会(旬食マルシェ)に出店している。
※4月より月火水曜日はツノダヤマトも徳寿園で働いている

旬食マルシェとはぐるなびさんがグランドフロント大阪内のうめきた広場に新規オープンするショップ「旬食ラウンジ」の期間限定イベントとして開催されるマルシェだ。

徳寿園は4/26,27,28,29の4日間と、5/3,4,5,6の4日間に出店。
 
開催時間は10時〜16時まで。
 
 
ぜひ、ゴールデンウィーク、梅田周辺にお越しの際は
「イケメンファーマー・フジモトくん、ファイト!」

 と、一言添えてお立ち寄りください。

お待ちしております。


会場の伊勢丹側JR大阪駅コンコース階段降りてすぐのうめきた広場横(1階)



〜これまでのタンヴァでの仕事に関する記事はこちら〜

【地方欄:丹波】炭焼きという仕事

【地方欄:丹波】おじいちゃんの技

【地方欄:丹波】『働く』ということ


ど田舎の水曜日,フジモトユウキ

2013年4月23日火曜日

【地方欄】タンヴァのアフターファイブ

こんな生活がしたい

どうもこんばんわ、田舎の民ツノダです。

ど田舎タンヴァにきて3週間がたちましたが、感想としては

「まだ3週間しかたってないのかよ」

これに尽きます。


なぜか。答えは簡単です。


アフターファイブが忙しすぎる。



ど田舎のアフターファイブ


休日が週に1日しかない上に自宅周辺には遊ぶ場所など皆無なため、アフターファイブの過ごし方が問われる田舎の生活。

実際になにをしてるかというと、主には

・同居人と飯を食う
・同居人と酒を呑む
・同居人と動画を撮る

という3点となりまして、これだけでかなり忙しいのはおわかりいただけると思いますが、
田舎はこんなもんじゃない。


田舎なめんなよ。




先にいっときます。また、2度言わせていただきます。



田舎、なめんなよ。





芽吹きの季節、田舎のアフターファイブ、最も人気のアクティビティがこれ


野草採集

 タケノコ掘り
タケノコの皮を剥き続けるありちかとヨシズミ




夕飯の食卓に並ぶ食材を自然からいただく。
これこそが田舎で暮らす我々にしかできないアフターファイブの過ごし方でしょう。



そしてこれからは…




スケボーに我らのアフターファイブを捧げる夏がやってきます。





ひとり歩きの火曜日,ツノダヤマト

2013年4月22日月曜日

【カナーケンの勝手にランキング】カナーケンの「このパッケージ好きだなと思うもの(日用品、食料品)」トップ5





カナーケンの勝手にランキングとは


※カナーケンとは、カナザワ記者のニックネーム及びTwitterネームです。

2013年からの新たな企画記事。
記者カナザワが独断も独断、偏見も偏見を重ねに重ねて
つくりあげた自らに関するビミョーなテーマを取り扱ったランキング。
「ああ、分かるわ~。」と共感して頂くも良し。
「え?何言ってんの?こいつ?」と唖然呆然して頂くも良し。
楽しみ方はあなた次第です。


3回目の今回は
「このパッケージ好きだなと思うもの(日用品、食料品)」トップ5
です。

我々は常日頃何回も買い物をし、大量の商品のパッケージを目にします。
パッケージは商品の顔。
見た目は大事。
何を隠そう私は買い物中パッケージをいちいち凝視します。

今回はそんな無類のパッケージデザイン好きの
私カナーケンがあくまで個人的な
感覚で買い物中に「このパッケージ好きだな~」と思ったものを
紹介させて頂きます。
家にあるものを引っ張り出せば記事が書ける
まさにお手軽企画。



肩及びその他の体の部位全ての力を極限まで抜いてからお楽しみください。



⑤SB味付塩コショウ




好きな理由は

「暖色の使い分けが見事で使うと美味しい料理になりそうだなという気分にさせてくれる」
「味のあるフォント(味付けだけに)」
「こんな料理に使えるという例に少量のツッコミどころがある」

といったところです。
やはり食料品のパッケージには暖色ですね。
この味付塩こしょうはすごくあたたかみのある印象を与えてくれます。
使用する料理例が「唐揚げ、チャーハン、ハンバーグ」と、
「え?唐揚げ?まず野菜炒めじゃないかそこは?」
と思わず眉をひそめさせてしまうものなのも、愛嬌があってとても良いですね。


④ツナ缶4連




好きな理由は

「まさにその頑強な見た目とその通りな力強さ。」

これにつきます。
缶を重ねてビニールでまとめているだけなのに
既に鈍器の様相を呈しています。
なかなかゆるがない。
と見せかけて、少しの切れ目であっという間に分解されるユニバーサルさ
素晴らしいですね。
缶詰はその長い賞味期限もあいまって、我々の有事な時の貴重な食料
というイメージがあり、生命を預けられるほどの力強さを兼ね備えていなければ
ならないと思うのですが
それらは単独ではなく4連となって始めて得られるのではないか
感じてなりません。


③ただいまポット洗浄中




好きな理由は

「さすが小林製薬といった、パッケージのみで全てを説明し尽くす分かりやすさ」
「正式名称が『ポット洗浄中』じゃなくて『ただいまポット洗浄中』なのだと気づかせてくれた」
「っていうかただいまの配置が腹立つ」

といったところです。
文字と画像が詰め込まれつつもギリギリ雑多じゃなく、
かつ配色も絶妙にやかましくない。
小林製薬のプロフェッショナルっぷりを随所に垣間見せられる
素晴らしいパッケージだなと
思います。
というよりみなさんはご存知だったでしょうか?
ポット洗浄中じゃなくて
ただいまポット洗浄中だったなんて。
これを知ったときは非常に感動いたしました。ええ。


②DENT.EX systema 44M





好きな理由は

「方眼パッケージというまさに医療というイメージ通りのデザイン」
「なんだかよく分からない英語の文章が全角半角様々なフォントごっちゃ混ぜでシステマ
なのにあまりシステマティックではない」

やはり方眼というものに理系、医療系のニオイを感じてしまいます。
そんなイメージ通りのスリムなパッケージは
クールジャパンな感じがしてとても良いです。
あと
ライオンという企業名→歯ブラシの見える窓→商品名と説明
という流れるような視覚性の良さもお見事だと思います。
というよりこの歯ブラシは本当にオススメです。
口内環境が劇的に変わります。


①Schick 洗顔もできるシェービングジェル





好きな理由は

「洗顔もできるってことをそんな強調して2回も言わなくていいだろ。」

それ一点ですね。
「いや、分かったよ。」って。
こんなのよりももっと
押し付けがましいパッケージは世の中に沢山あるのですが
この製品はそれをすごく地味ながら力強く表現している
抜け目の無さが素晴らしく面白い。
個人的にツボに入ってしまって薬局で笑いが止まらなくなってしまったのを
覚えています。
以来シェービングジェルはこれ一択。
まさにパッケージに日々の生活を決定づけさせられた
思い出深いこのパッケージが堂々の第一位です。


まとめ:あなたも日々目にする製品のパッケージに想いを寄

せてみてはいかがでしょうか?


日々当たり前にする買い物の中でパッケージに着目し、
「これは好きだな、これは嫌いだな」と思索するだけで
あなたの生活はガラリと文化的なものに様変わりすると思います。
あと、今まで気付かなかったことに驚くほど気付くようになります。
早速実践してみましょう。


駄菓子は、そのほとんどのパッケージがおもしろく、美しい。


提案の月曜日、カナザワケント