なぜ、両極端にしか考えないのでしょうか?
よく言われる言葉で
「アメとムチは使いよう」
という言葉があります。
鉄血宰相として知られたドイツ帝国初代宰相ことビスマルクが行った
一方では弾圧政策を、かたや一方では国民の利益となる政策を同時に
施行したことになぞらえた慣用句。
仕事や教育などで甘い条件や褒美を出す代わりに厳しいノルマ等を課すこと
を言います。
がしかし、筆者はこの言葉に対してある一つの疑念を持っております。
「人間ってそんなに簡単なのかな?その都度リセットされるような施しが必要なのではないの??」
と。
リセットさせる、ニュートラルを意識させるような対応が必要
人間の心や精神というものは一筋縄ではいきません。
アメやムチに振り回され続けながら仕事や勉強をしていると
いざ素の自分に戻り
「普通に仕事をしろ」
「普通に勉強をしろ」
と言われても
普通、正常という指針を失い
急には戻れない。
アメやムチ無しでは何もできない。
という事態が発生してもおかしくはありません。
そうなってしまってはアメもムチも本来の効果を失います。
上司、ひいては親や教育者がアメとムチを正しく使い分けるには
一度頭が真っ白にリセットされるような事柄を上手く織り交ぜる必要が
あるのではないかと筆者は考えます。
いくつか考えてみましたので
是非とも参考にしてみてください。
①アメとムチと人肌ほどの白湯
リセットさせるためには無に近く透明なものを与えれば良いのでは無いかと
思われます。
人肌ほどの白湯は正に無であり透明。
最近では安倍首相が国会審議にマイボトルを持ち込んで飲む姿がニュースとして
取り上げられております。
安倍首相は一国の首相として政治を行う中で、大きなストレスや疲れ
の中で失われつつある正常心を取り戻すために白湯を飲んでるのだと
筆者は(勝手に)確信しております。
②アメとムチとパイ投げ(ただし交互に一投ずつ)
頭を真っ白にするためには、いっそ顔を始めとして肉体的にも真っ白に
なると効果的なのではないかと思われます。
そして何より楽しいでしょうし、スポーツの一部として捉えようと思えば捉えられなくも
ないので、リフレッシュ効果も期待できます。
ただし、一方的に投げつける、もしくは投げつけられるばかりではアメもしくはムチ側
になってしまいますので、譲り合いの精神が肝要です。
③アメとムチと役所の待合室
雰囲気作りで落ち着かせる、リセットさせるという点では
区役所に連れて行き、待合室に30分ほど座らせておくと良いかも知れません。
あの独特の静寂とよそよそしさと淀みのないような時間の流れが
心のバイオリズムを正常に戻すやも知れません。
しかし各役所に勤める公務員の方々には効果薄であると思われます。
類似する場所として図書館が挙げられますが
あそこは逆に極端な静寂が求められる為、ムチ側の側面が強いと
判断させて頂きました。
④アメとムチと美味しくもなく不味くもない中華料理店のもやし炒め
塩コショウのみで味付けされた美味しくもなく不味くもないシンプルなもやし炒めは
その見た目の淡白さも相まってリセット効果を持つのではないかと思われます。
同様に食べ物を用いた方法として
「ただ湯にくぐらせた豆腐」
「白米のみを1合」
「味付けしてないポップコーン」
等が候補に挙がりましたが、やはりどれもムチ側の側面が強い為却下とさせて
頂きました。
⑤アメとムチとwindowsのあの壁紙
誰もが見たことある景色。
それは驚くほどシンプルでいて美しく
なおかつ抜群のニュートラル感、謎のスタート地点感を持っています。
誰もが初心に戻れること請け合いです。
⑥アメとムチと100円ショップじゃなくても100円で買えるようなものをあえて100円ショップで買って渡す
プレゼントしているので一見アメ側かなと思われるのですが
今回は100円という貨幣価値の絶妙な普通具合に着目しました。
100円という値段の絶妙な価値加減にプラスして
どの店でも100円で買えるのに敢えて100円ショップで買うという行為
こうして手渡された品物の驚くほどオールマイティーな普通具合に
渡された側はハッと我を取り戻すに違いありません。
ズバリ消しゴムが色合い的にも意味合い的にも効果的なのでは無いかと思われます。
⑦アメとムチと答えが0となる計算問題10問
リセットするという行為は0を求めるという行為と同義です。
なら答えが0になる計算問題ばかりやらせれば頭はリセットされるはずです。
しかし算数が苦手な人にとっては一転してムチ側の行為となりますので
慎重な判断が求められます。
まとめ:自分で書いていて何が何だか分からなくなってきた。
人によってリセットやニュートラルの定義は千差万別であり
さらにはアメとムチでさえ定義が曖昧であるからして
そういったものを定義づけるのは難しいことなのだと
今回記事を書いていて気付かされました。
つまり今一番意識のリセットを必要としているのは
筆者である私だということです。
ゼロの概念を創りだしたインド。
もうタージマハルに足を向けて眠れません。