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2012年10月25日木曜日

【特集】ビール嫌いはこれを飲め。第二弾。

皆様、ごきげんよう。
muffのビール生活推進事業本部長、野村でございます。

飲んでますか?ビール。

【特集】ビール嫌いはこれを飲め。第二弾。


本日は私が世界で一番好きなビールを紹介したいと想います。
ビール嫌いな諸君、すぐに楽天市場で探して注文しなさい。
少なくとも日本のビールの中で最も美味いです。

もったいぶるのは辞めましょう。

サッポロラガービール 通称:赤星




これこそ私が自信を持って、ビール嫌いにお勧めするビールです。




赤星、どんなビールか簡単にご説明致しましょう。




1.缶は無く、瓶だけの生産である。
2.日本最長寿のビール。明治10年(1877)から存在している。
3.熱処理という製造工程を経ることで厚みのある深い味わいと程よい苦味を堪能できる。

以上である。





まず、

1.缶は無く、瓶だけの生産である。

渋い!!渋いぞこの野郎!!
いやー潔くて、美しい。
この素晴らしき経営判断。
小売店で売る気がないこのマーケティング手法。

しかし、瓶ビール需要が年々低下している中、赤星は僅かだが増加に転じてるという。
サッポロが全く、赤星を宣伝していないにもかかわらず、だ。
宣伝を一切せずとも売れるモノ。それがこのビールの本質ではないだろうか。



2.日本最長寿のビール。明治10年(1877)から存在している。

古い!!古いぞこの野郎!!
明治て。え?明治?大正デモクラシーを知ってるのかよ!!
すごいぞ、ブランドマーケティング力が半端ねえよ。
GE? P&G? アップル?
ふざけんな!
マーケティングはサッポロビール株式会社に、ブランドマーケティングは赤星から学べ!



3.熱処理という製造工程を経ることで厚みのある深い味わいと程よい苦味を堪能できる。

程よい!!程良いぞこの野郎!!
非熱処理?生ビール?ふざけるな!ビールは熱処理だ!
鮮度で競争する時代?鮮度でしか勝負できないんだろ?
鮮度じゃない、ビールを作る工程で勝負する、その工程でしか出せない味に固執する姿に私はひどく共感している。





サッポロビール株式会社のマーケティング方針。
それは「選択と集中」である。
会社の中の売上で極わずかの赤星。
おそらく会社として普通の経営判断なら真っ先に切る事業である。
でもサッポロは赤星を切らない。




「古くからのユーザーとのつながりを大事にしたいから。」



らしい。



サッポロビール株式会社。
本当に素晴らしい会社だなと、その生真面目さと厚みのある経営判断。
大切なのは、お客様との繋がりであり、懐かしさであり、想い出であり、あの日の笑顔である。
それを支えるのは変わらない美味さと、社員の方々の自社製品への愛なのだと思う。



私は思う。
ビールグラスを握るその手は、ビールを注ぐその手は、そのビールを作ってくれた人への愛を込めた握手なのだと。



古くから愛されたこの味を、瓶ビールに詰まった時の流れに酔いながら、味わって欲しい。




あなたに今、飲んでほしいビールがある。
サッポロラガービール、赤星。
本当のラガーを、本当の笑顔を、今。
不安定な木曜日, ノムラカズユキ