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2013年3月27日水曜日

【取材】muffツノダヤマトの寝床で一日ホームレス体験(前編)朝から夕方

2013年3月22日(金)午前5:55

篠山口駅から乗車した夜行バスは新宿に到着。

意識モウロウとする中、キャリーバックと重いリュックサックともにぼくは大都会に捨てられた。


その朝は非常に寒かった。

アゴをガクガクさせながらキャリーバックを引き、逃げ込むようにマクドナルドへ入った。

ホットティーを飲みながら、かじかむ手でパソコンを開く。

そして頭によぎる。


「ああ・・・そうだ・・・今日の夜は大和の寝床で寝るんだった」



facebookで丹波の知人の方に「東京は桜ですね」と教えてもらった。



ぼくはこの日、満開の桜が咲く千葉の河川敷で一日ホームレス体験をした。





muffツノダヤマトの寝床で一日ホームレス体験(前編)


大和と合流




夕方、muffツノダヤマト(以下、大和)から連絡が入った。


「上野公園の桜が満開だよ。花見して行こうよ。」


確かに満開だった。

「なんで?時期早くない?」と一人つぶやきながら大和を探す。



上野公園は満開の桜の見物人でごった返していた。

ぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞろぞろ

キャリーバックで何人の足を踏んだかはぼくにはわからない。



交番前で大和と無事に合流。

400円の値段も辛口なスーパードライ(350ml缶)を一本ずつ買った。

桜と無数の見物人をぼ〜っと見ていたら、一人のフィリピン人のおばちゃんに記念写真を頼まれ、大和が撮ると、「ジャア、貴方達モ」とぼくらも撮ってくれた。






実に疲れた。

ぼくは花見をちゃんとしたことがない。

でも花見に憧れる気持ちはあるし、しっかりとやってみたい。

おそらくきっと花見自体がくだらないわけではないだろう。



この日、ぼくがしたのは花見ではなかった。

「花見をする見物人見」だった。



いざ、寝床へ



16時。上野駅から大和の寝床のある南流山駅へ向かう。

途中、電車の中から大きなスカイツリーが見えた。

フジモト「お、スカイツリーやん」

大和「あれねえ」

フジモト「センスないなあ」

大和「そだね、あれならうちからも見えるよ」

フジモト「うち?」

大和「ああ、河川敷から」



南流山駅で大和が約2年の東京生活でできた数少ない貴重な友人のひとり、

ヨシダジュン君と合流した。


一日ホームレス体験の晩餐は、河川敷での七輪を囲んだものらしい。

適当にスーパーで買い物をし、ついに「大和の寝床=ぼくの今日の寝床」へ向かう。







夕暮れの河川敷






着いた

ここが玄関らしい。






急斜面を慣れた様子で降りて行く住人






寝床前の川






寝床から七輪を持って出てきた






庭(寝床の横にある芝生)で晩餐が始まる






寝床と住人








次週、muffツノダヤマトの寝床で一日ホームレス体験(後編)

「夕方から翌朝」

乞うご期待!


ど田舎の水曜日,フジモトユウキ