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2012年7月3日火曜日

【特集】細菌の話 最終話「菌ってなんなんだよ」

菌ってなんなんだよ


菌ってなんなんですか?


少し丁寧に言ってみましたが、菌ってなんなんでしょうか。



ちょっと菌について整理してみることにします。

菌をざっくり分けてみると(学術的な詳しい話はわからないですが)


菌類(キノコ、カビ、酵母など)と細菌類の二つに分けられます。


この二つは微生物としてまとめられます。

微生物とは人間の肉眼で確認できないくらい小さな生物のことですね。



図にしてみると



こんなかんじですね。




で、だからなんなの?って話ですよね。


そうなんですよね、

そんなこと言われたってなんなのかさっぱりわからないんです




生きたものが食べたいんだ


焼き鳥屋に行くと、串刺しにされ炭火で焼かれた鳥の肉片がでてきます。

注文したから出てくるし、なんとまぁ美味しいから食べちゃう(そもそもそれを食べにいってる)わけですが、

まぁこれは死んでますよね




ただ人間には、


どうにか新鮮に、生きた状態に出来るだけ近い形で食べたい


という欲求が知らず知らずのうちにあると思うんですね。



なぜならそのほうが美味しいとなんとなく知っているから。

生レバーとかね。



「○○の丸焼き!」やら「朝採り野菜 産地直送!」やらという言葉が宣伝文句になるのもそういうことと思うんです。


その最たる例は、踊り食いなどといって嬉しそうにシラウオやエビなどを生きたままいただくというアレですよね。


もはや新鮮飢餓状態ですよね


もうとにかく新鮮な状態で食べたくて食べたくて発狂しそうになったんだと思うんですよ

「新鮮なもの新鮮なものもっと新鮮なもの食べたい新鮮なもの食べたい新鮮……生きたまま食べれないの?食べたい食べたい食べれない?ハァハァハァ食べたいァァァア!!!!!」

つってね。そのまま食べちゃったんですよ。

それかとにかく調理するのがめんどくさかったかのどちらかです。






そこで菌です。



生きたまま体に取り込め、生きたまま体内に存在する



それが、です。



ヒトは自らの細胞のおよそ10倍、つまり、ヒトは約10兆の細胞でできていますから、
だいたい100兆の菌を保有していると言われています。



焼き鳥なんかは100本も食べれませんしテイクアウトするのも大変ですが、

菌なんていうやつを何も知らないうちにヒトは100兆も保有しているわけです。


学術的な話はよくわかりませんが、それを欲しない訳がないはずなんですね。



菌の宝庫である発酵食品、日本で代表されるのは「味噌」が挙げられますが、

これは縄文時代からあるらしいんですよね。どんぐり味噌。


縄文時代からヒトは菌が欲しくて必死なんですね


先進国のヒトは保有する細菌が減少していて病気になりやすくなっている、ということをきいたことがあります。

菌がいないと大変ですねまじで。






菌ってなんなのか

よくわからないけど、ないとヒトは死ぬ(たぶん)

いまのところ、これが私の答えです。





4回にわたり長々と「細菌の話」を私の偏見を多分に踏まえた記事をお送りしてきましたが、

今回が最終話となります。

ご愛読ありがとうございました。
 

1〜3話もよろしくどうぞ。
第1話「細菌が見えない」
第2話「酒をつくたい」
第3話「腐っても発酵」

 
生きたまま腸に届く ビフィズス菌

ひとり歩きの火曜日,ツノダヤマト