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2012年7月9日月曜日

【社会欄】自治会はもちつき大会をやりたがる

「日本一のもちつき大会」と言われる、岩手県一関市で毎年行われる花泉夏祭りの様子。冬ではなく夏に行われる上に、何が日本一なのかが、よく分かっていない。しかしとにかく人は多い。




もちをつかなきゃ自治会じゃねえ


とでも言わんばかりに、毎年年末やお正月になるとそこかしこで
自治会によるもちつきが行われている印象がある。
あくまで印象なのだが。
なぜ自治会はもちつき大会をそんなにやりたがるのであろうか。



ポスターを見て紐解いてみよう。


今回は各自治会や町内会がもちつき大会の開催を知らせるポスターを
見ながら、色々考察していこうかなと思う。
みなさんも、ポスターを見ながら色んな思いをめぐらせていただきたい。









・鳥取県、茶屋二区町内会によるもちつき大会のポスター。
ユニークなレタリングが目をひく。
スカイブルーのトレーナーのお兄ちゃんはそんなフラついた足で果たしてもちが
ちゃんとつけるのであろうか。
あと、地図にえんがわが目印と書いてあるが、どれほど目立つえんがわなのだろう。
全体的にカラフルでよくまとまったポスターという印象。









・北九州市にある夜宮児童館で行われるもちつき大会のポスター。
「ふれあい」の4文字のレインボーカラーが目に眩しく、もちつき大会への期待を否が応にも盛り上げてくれる。
もちをつくことよりも、「もちをまるめる」ことが体験できることを真っ先に推しているが、子供はつくよりもまるめたがるのだろうか。
そういえば子供は泥団子をつくったりして、まるめるのが好きだったりするよね。
全体的にカラフルでよくまとまったポスターという印象。









・東京は板橋二丁目町会によるもちつき大会のポスター
ポイントはなんといってもおもちではなくポップコーンが無料で配られるということであろう。確かに「白い、丸い」といった部分では共通しているが。
餅をつく人のことを「餅つき手」と呼ぶということも初めて知った。
全体的にカラフルでよくまとまったポスターという印象。










・こちらは東京都大田区の小林神社青年会によるもちつき大会のポスター。
美川憲一のような少年が杵を持ち、バブル期のテレビ局のADのような少年が補助にまわるというなんともおもしろい光景。それを見ながら周りで踊る少女達もさながらディスコの様相。もしやこれはバブル期につくられたポスターなのではないだろうか。
あと、臼がつらそうである。
全体的にカラフル、ではないがよくまとまったポスターという印象。










・こちらは東京板橋区五丁目町会のもちつき大会のポスター。
躍動感にあふれたイラストが目を引くが、こういうつきかたを良い子は真似をしてはいけない。
「多少の販売もあります。」というキーワードが非常に気になる。
一体何を販売するのだろうか。多少とはどういうニュアンスの多少なのだろうか。時間なのだろうか、物販する物の量なのだろうか。果たして。




まとめ:ふれあいを育むという意味ではうってつけ


もちをつくという行為は見た目にも派手かつ華やかでイベント性抜群。
なおかつ協力しなければ美味しい餅は出来上がらない上に、大勢の人が参加できる。
そして、餅は老若男女問わず愛される食品だ。
もちつき大会が人との協和を目指す自治会界隈で長きに渡り愛されるのはこういった理由があるからではないだろうかと、筆者はあくまで推測する。
みなさんはポスターをご覧になってどう思われただろうか。
え?ポスター関係無いじゃないかって?
でも、ポスターはどれもよくまとまっていて良かったから、それはそれでいいと思う。


花泉夏祭りにて、力士が飛び入りでもちをつく様子。
補助のおばちゃんが若干逃げ腰に見えるのは気のせいか。


提案の月曜日,カナザワケント