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2013年4月29日月曜日

【提案欄】ミートボールはたるんでいるぞ




ミートボールはたるんでると思えてならない



ミートボール。
その名の通りの肉の玉。
スウェーデンでは不動の家庭料理界の重鎮であり、
日本ではおしなべて弁当界のプリンス。


国民の誰もがその名を知るミートボールという存在。
国民的肉料理。
老若男女の憧れ。













いや、




果たしてそうだろうか?




私にはたるんでるとしか思えない。





今回はそんな「私がミートボールをたるんでるなと思う理由」
つらつらと書き述べてみようと思う。

※今回形容するミートボールは大体が日本式の
お弁当のおかず用ミートボール」だと思って頂けたら幸いです


①タレ依存





タレなくしてミートボールでは無し。
的な感じがこう、自立心の無さを強調してる気がする。
読者のみなさん、タレなしのミートボール、食ったことあるかい?
というよりタレなしで十分美味い肉がミートボールにされてたら、少し哀れな気持ちにならないかい?
っていうかあのタレ美味いよね、どうやってつくってるんだろ?
大体弁当の中の並びとかでも
赤ウインナーにもたれかかって鎮座してることが9割くらいだった気がする。
ミートボールとは依存で成り立つ食料なのかも知れない。


②晩御飯のおかずの主役になれない






「お母さん!今日の晩御飯のおかず何?!」

「ブリの照り焼きよ!」
「やったー!」

「豚の生姜焼きよ!」
「やったー!」

「鶏の唐揚げよ!」
「やったーやったー!」






「ミートボールよ!」






「やっ…………え???



ってなると思う(個人的憶測)


これを「ミートボール入りポトフ」とか
ミートボール入りスパゲティ」とかにするなら話は別だが、
やはりその料理名のみで主役を張れるほどのスター性は兼ね備えておらず、
弁当を飛び出してしまえば、いわゆるB級臭のようなものが醸し出されてならない。


そしてここで浮かび上がる疑問はハンバーグの存在である。




ミートボールをハンバーグに置き換えればたちまち


「お母さん!今日の晩御飯のおかず何?!」

「ハンバーグよ!」
「ぃぃぃやったぜぃー!フー(ムーンウォーク)!」


となってしまう。


材料はほとんど同じで、違いは形が丸いか扁平なわらじ型かの一点のみ。大きさは数でカバーできる。お互いタレにも依存してる。

しかしこの歴然とした晩御飯おかず間格差は、一体何なんだろう。

熟慮の余地ありだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ここで軽くインターバル。
そもそもミートボールとは何なのか。wikipediaを引用してみよう。

ミートボール(英語: meatball)は、挽肉につなぎと調味料を入れて混ぜ、丸く成形してから、加熱して作る料理である。日本語では肉団子(にくだんご)・メンチボール[1]とも言う。


肉団子は分かるが、メンチボールとも呼ぶとは知らなかった。

ミンチカツとメンチカツの違いのように、関西と関東で呼び名が変わっているのだろうか。

なんだかミートボールが俄然研究意義の深い料理に思えて来た。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


③適量が分からない。





大体お弁当には2、3個ほど入っているのが相場だと思う。
そして今までそれを何の疑問も無しに平らげてきたが、
果たして適量が2、3個かどうかは甚だ疑問だ。
かといって10〜15個詰め込まれても嫌だし、間を取って5〜7個とか言われても「う〜ん」となってしまう。
なんならもう巨大な1個にしてしまえばいいのではないか?
しかし想像に易くは無い。


筆者がミートボールにたるみを感じるのはこうした適量が分からないことではなく、そういった事実から浮かび上がる中途半端さなのだと思う。


④外食しにくい、手軽に食べれない





この世にミートボール屋さんが存在しない(たぶん)という事実。

これ一点のみで「おい!ミートボール!しっかりしろよ!ハンバーグレストランはしっかり存在するじゃねーか!大体なんでお前を外食できるところで1番に思い浮かぶのが家具屋さん(IKEA)なんだよ!」となる。


はたまた、サンドイッチ等にも挟んで支障無いはずが、ミートボールサンド」は残念ながらほとんど見当たらない。
打倒ハンバーグの闘志を今こそ燃やして欲しいところだが、ミートボール界隈からホットな話題は余り聞こえてこない。


やはりたるんでいるのだ。


まとめ:まぁたるんでいても好きなんだけどね





勘違いしないで頂きたいのは、
別に筆者はミートボールがたるんでいることを悪いことだとは思わない、ということだ。この世には樽ドルやデブ猫といっただらしないことを特徴としたモも存在するわけで、むしろそこが良い個性として際立っていると思えるミートボールは素晴らしい食べ物だと思う。
どうかミートボールにはこれからも末永く
お弁当の隅で輝き続けていて欲しいものだ(タレで)。


元横綱武蔵丸(本名フィアマル・ペニタニ)
の頭部だけを切り抜いた画像
(特に意味はございません)


提案の月曜日、カナザワケント