ミートボールはたるんでると思えてならない
ミートボール。
その名の通りの肉の玉。
スウェーデンでは不動の家庭料理界の重鎮であり、
日本ではおしなべて弁当界のプリンス。
国民の誰もがその名を知るミートボールという存在。
国民的肉料理。
老若男女の憧れ。
いや、
果たしてそうだろうか?
私にはたるんでるとしか思えない。
今回はそんな「私がミートボールをたるんでるなと思う理由」 を
つらつらと書き述べてみようと思う。
※今回形容するミートボールは大体が日本式の
「 お弁当のおかず用ミートボール」だと思って頂けたら幸いです
①タレ依存
タレなくしてミートボールでは無し。
的な感じがこう、 自立心の無さを強調してる気がする。
読者のみなさん、タレなしのミートボール、食ったことあるかい?
大体弁当の中の並びとかでも
赤ウインナーにもたれかかって鎮座し てることが9割くらいだった気がする。
ミートボールとは依存で成り立つ食料なのかも知れない。
②晩御飯のおかずの主役になれない
「お母さん!今日の晩御飯のおかず何?!」
「ブリの照り焼きよ!」
「やったー!」
「豚の生姜焼きよ!」
「やったー!」
「鶏の唐揚げよ!」
「やったーやったー!」
「ミートボールよ!」
「やっ…………え???」
ってなると思う(個人的憶測)
これを「ミートボール入りポトフ」とか
「 ミートボール入りスパゲティ」とかにするなら話は別だが、
弁当を飛び出してしまえば、 いわゆるB級臭のようなものが醸し出されてならない。
そしてここで浮かび上がる疑問はハンバーグの存在である。
ミートボールをハンバーグに置き換えればたちまち
「お母さん!今日の晩御飯のおかず何?!」
「ハンバーグよ!」
「ぃぃぃやったぜぃー!フー(ムーンウォーク)!」
となってしまう。
材料はほとんど同じで、 違いは形が丸いか扁平なわらじ型かの一点のみ。 大きさは数でカバーできる。お互いタレにも依存してる。
しかしこの歴然とした晩御飯おかず間格差は、一体何なんだろう。
熟慮の余地ありだ。
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ここで軽くインターバル。
そもそもミートボールとは何なのか。 wikipediaを引用してみよう。
ミートボール(英語: meatball)は、挽肉につなぎと調味料を入れて混ぜ、 丸く成形してから、加熱して作る料理である。日本語では肉団子( にくだんご)・メンチボール[1]とも言う。
肉団子は分かるが、メンチボールとも呼ぶとは知らなかった。
ミンチカツとメンチカツの違いのように、 関西と関東で呼び名が変わっているのだろうか。
なんだかミートボールが俄然研究意義の深い料理に思えて来た。
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③適量が分からない。
大体お弁当には2、3個ほど入っているのが相場だと思う。
そして今までそれを何の疑問も無しに平らげてきたが、
かといって10〜15個詰め込まれても嫌だし、間を取って5〜 7個とか言われても「う〜ん」となってしまう。
筆者がミートボールにたるみを感じるのはこうした適量が分からな いことではなく、 そういった事実から浮かび上がる中途半端さなのだと思う。
④外食しにくい、手軽に食べれない
この世にミートボール屋さんが存在しない(たぶん)という事実。
これ一点のみで「おい!ミートボール!しっかりしろよ! ハンバーグレストランはしっかり存在するじゃねーか! 大体なんでお前を外食できるところで1番に思い浮かぶのが家具屋 さん(IKEA)なんだよ!」となる。
はたまた、サンドイッチ等にも挟んで支障無いはずが、「 ミートボールサンド」は残念ながらほとんど見当たらない。
やはりたるんでいるのだ。
まとめ:まぁたるんでいても好きなんだけどね
勘違いしないで頂きたいのは、
どうかミートボールにはこれからも末永く
お弁当の隅で輝き続けていて欲しいものだ(タレで)。
元横綱武蔵丸(本名フィアマル・ペニタニ)
の頭部だけを切り抜いた画像
(特に意味はございません)
提案の月曜日、カナザワケント