バナナ論争
国民の誰もが言ったことのあるであろう遠足。
そんな遠足の前日。
担任の先生からしおりが配られ生徒達が説明を受けることがほとん どでしょう。
「何時集合。
持ち物。
おやつは300円まで……。」
そして最後に先生が遠足に関しての質問を募ります。
「先生、バナナはおやつに入りますか?」
なんだよその質問は(今さら)
筆者の大いなる疑問なのですが、 なんの変哲も面白みもないこの質問、もといこのフレーズ、 何故か我々の脳内に驚くほど浸透しているとは思いませんか?
それは一体何故なのでしょうか。
その質問への回答の難しさや多様性が人々の心を掴んで離さなかっ たのでしょうか?
様々な諸説があるようですが、
大筋では「戦後まもない頃、 バナナは現在と違い高級なフルーツであった為、 わざと先生にこう質問することで見栄を張ろうとする生徒がいた。 その面白さやおかしみから現代まで根強く語り継がれている」 との見方が正しいようです。
ただ現代ではバナナは逆にフルーツの中でもお求めやすいリーズナ ブルなフルーツであるため、この質問は本意に即していません。
よって、現代的なアレンジが施されるべきだと筆者は考えます。
そこで今回はこのフレーズの現代的アレンジの案をいくつかご紹介いたします。
近く遠足のある小学生の方々は是非とも参考にして頂けると幸いです。
・「手作りのおやつの場合はどうお金を計算すればいいです
か?」
実はこれ、実際に非常に多い質問のようです。
原材料費による計算、 または昨今では金額の制限はなく、 あくまで個人の判断に任せる等して学校側は対処しているようです 。
・「バナナをおやつと考える人なんているんですか?」
最近は生意気な小学生も増えて来てますから、
現代の小学生は分かっているのです。
「 バナナなんてタッパーに入れたらお弁当の一部だろ。」 という正答を。
この場合は教師としてあくまで厳格な態度で臨む必要があると思われます。
・「甘いものは嫌いです。 それでもおやつは持って行かなき
ゃいけませんか?」
最近の小学生は舌が肥え、 より大人な味覚を持つ子供たちも増えてきているようです。 必然的に甘いものを好まない子供がこういう質問をする場合もある でしょう。
水筒の中身はブラックコーヒー。
お弁当は胡椒とマスタードの風味が効いたボローニャソーセージミ ラノサンド。
・「 ピエールマルコリーニのアイスクリームをクール宅急便
で現地に送 ってもいいですか?」
その昔バナナで裕福さをアピールしてたのなら、 現代では1カップ630円の高級アイスで対抗するのがちょうど良 いと思われます。
しかもクール宅急便を駆使する贅沢っぷり。
・「ウキキ、ウキキキ、アーーッ?」(バナナはおやつに入
りますか? )
これからの未来、猿の知能が発達し、
この場合の教師の対応としては、「ウッキー、キキ、ウキウキ?(いや、 お前は弁当も全部バナナだろ?!)」 と言ってクラスの雰囲気を明るくすると良いでしょう。
( チンパンジーがお調子者の場合)
まとめ:最近の小学生は「バナナはおやつに入りますか?」
今回取り上げたテーマをしっかり理解できる年齢層は果たして何歳 までなのだろうか。
書いていて甚だ疑問ではある。
あとバナナはカリウムや食物繊維、 ビタミンを豊富に含む栄養満点なフルーツな訳だから、 おやつかどうか云々より逆に遠足に行く小学生全員に食わせればい いのにとも思う。
バナナはおやつに入らない場合が多いが、日本の
トップアイドルに入り込む(憑依)することができるようです。
提案の月曜日、カナザワケント