ひとりはご存知火曜日担当ツノダヤマト、もうひとりは何でも屋オオヤマアリチカ。
※ふたりの紹介記事はこちら↓
【地方欄】ボロ家シェアハウス生活が始まりました
彼ら二人との同居生活ももうすぐ2ヶ月となりますが、びっくりするほど問題なく助け合い、楽しく生活しております。
しかし、どうしても納得できない二人の価値観というのか、思考体系、パラダイムが存在し、私は遺憾にたえない。
それは、二人ともプロ野球に全く興味がないのだ
例えばこんなことがあった。
4/10阪神vs巨人2回戦。
この試合は12回0−0の引き分けという素晴らしい投手戦だった。
中でもベテラン福原があの強力打線に対し、全22球すべてストレートで勝負した。
最後は満塁になりながらもホームランバッター村田に対して、高めのストレートでセンターフライ!!
ぼくは感動した。
36歳のベテラン福原。故障で苦労したにも関わらずカムバックし、なんと昨年自己最速の153キロを記録した男福原。
しかもこの話には続きがあり、最後のバッターとなった村田が打席に入る前にキャッチャーの藤井がピッチャーマウンドに行き、福原となにやら相談していた。
きっとこんな話をしたのだろう。
藤井「村田やけど、どうする?」
福原「ストレートでいく」
藤井「スライダーは?」
福原「ばれててもストレートでいきたい」
藤井「わかった」
もう感動である。
なのに、横で観戦するヤマトもアリチカも無言&無表情なのだ・・・・・
同居ヤマト&アリチカにプロ野球の面白さ・良さを伝えたい。
そんな想いでぼくは今いっぱいである。
おい、プロ野球はこんなにもおもろいんやぞ
昨日はヤマトと朝から陽が沈む頃まで茶園で新茶を刈る準備として、丸一日草刈り・草引きをした。
大変暑い日だった。
ヤマトは頑張っていた。
15:30。暑さも我々の疲れもピークとなっていた。
ぼくはこの仕事でも先輩だ。ヤマトは慣れないのに頑張っている。
ヤマトに元気を与えたい・・・どうしたらいいのか・・・
願わくは併せてプロ野球の面白さ・良さも伝えたい・・・
気付くと、番茶を飲んで休むヤマトの目の前でプロ野球選手のモノマネクイズをし続けていた。
近鉄いてまえ打線タフィーローズのモノマネから始まり、
全盛期の日本ハム・田中幸雄、ロッテ・フランコ、
阪神でいうと、リフォーム片岡篤史
人生右打ち和田豊(フジモト小学生時代の愛用下敷きは和田豊)
最後には、世界の王貞治と王に憧れて日本にやってきた大豊泰昭のそれぞれの一本足打法の違いも懇切丁寧に説明した。
大豊は左脇が若干開くのと、バットの角度が鋭い(王意識しすぎ) |
渾身だった。
でもヤマトの心には響かなかったようだ。
しかし、大豊の、王に憧れて日本にやってきたにも関わらず、阪神在籍時代、野村監督に一本足打法の弱点についてボロカスに言われ、「一本足打法」から「すり足打法」に変更し試合に出ていたが、打法の変更は「一本足打法では試合で使ってもらえないため、試合に出るためのやむを得ない選択だった」という悲しい過去を話したら、ヤマトはこう漏らした。
「かっこいい」
まだ試合は始まったばかりだ。
がんばりたい。
ど田舎の水曜日,フジモトユウキ